通天閣のビリケンさん背中にヒビで『入院』社長「コロナ終息の願い事しすぎたかなぁ」
運び出されるビリケンさん、低層階大窓には巨大メッセージ
ビリケンさん不在となった通天閣だが、1日午前にはエレベーター入口や展示スペースがある2階部分の大窓に大きな「明けない夜はない! マスクの下は笑顔で!」というメッセージを掲示。 高井社長は「いま新世界は店も閉まっていて、だれにも見てもらえないかもしれません。けど、こうしてマスコミのみなさんに取り上げていただけたら、SNSなどを通じて広まるかなと思いまして掲示しました。ここのところ、歩いているみなさんの顔もマスクで表情が見えないんですが、笑顔でいていただけたらうれしいなと思いまして」と話していた。 新世界は現在、ほとんどのお店が休業中。しかし、ネットの画像をみたという新世界で人力車を曳く俥天力の俥夫、国領翔太さんは「最高ですね、勇気づけられました。3月後半からずっと自粛してコロナで弱ってましたけど、復活する時は新世界を駆けまわって盛り上げます」と元気に話していた。
近年のGWは一日最低5000人の入場者だった
例年のゴールデンウイークは、最低でも一日5000人の入場者があった通天閣。いま展望台を休業しているが、先の地下入り口の菓子半額販売スペースは営業。ただ、従業員と利用客の接触をなるべく避ける手段にと、通販で1万円分の菓子を半額で販売するなど奮闘中だ。
高井社長は「ビリケンさんも、臨時休業がなければまだ修繕してなかったかもなので、これをプラスにとって、いい機会にリフレッシュしてもらって、また展望台でたくさんのみなさんの願い事を聞いてもらえたらと思います」と笑顔で話していた。