【戸田ボート・SGダービー】峰竜太は6枠の西山貴浩に「仲良くしましょう」 102期トリオはそろって準優入り
<25日・戸田ボート・4日目> 【ボート王国 九州・山口!】 九州・山口の郷土勢はトップ通過を果たした峰竜太を筆頭に、8人がベスト18に駒を進めた。 前回ダービー王の峰はこれで2大会連続での首位ときっちり王道を歩む。「出足はいい。ここは負けない」と機力も充実の一途。連覇へ向けて万全の態勢に整いつつある。序盤では「戸田は苦手です」とおどけてみせたが「今節は戸田を克服しつつあると思う」と悪いイメージも一新。王道Vへと視界も良好だ。迎える準優12Rには、西山貴浩が大外枠に構え、その西山は前付けも示唆していたが「敬語で『やめてください。仲良くしましょう』と言います」と笑顔。ディフェンディングチャンピオンがどんな難敵相手でもがっちりと受け止めて、連覇へと歩み続ける。 その西山は上位着差で準優入りと首の皮一枚でつながった。連日嘆き節が続いた機力も「ギアケースを換えて足は上向いた」と改善の兆しを見せた。機力は中堅の域を出ないが、「ここ(戸田)は道中が面白いのでチャンスがあるんじゃないですかね」と決して諦める様子はない。今節は「同県の同期と久々に一緒でうれしいです」とデビュー前から苦楽をともにした池永太とのSG出走が何よりの励みになっている。「明日(準優)はしっかり盛り上げますよ」。次点に泣いた池永の分までさらに上を目指す。
同期の絆でいえば、102期トリオも結びつきは深い。山田康二、上野真之介、前田将太がそろって準優入りを決めた。前田は自身のレース後に「102期は全員準優行けるんですか?」と最後まで同期の結果に気をもんでいた。準優は3人全員が別々のレースで出走。SG優勝戦での同期対決を実現するためにも、全員が第二関門突破を目指す。