【箱根駅伝】東洋大 20年連続でシード権死守…大激戦に酒井監督「各校の執着心をすごく感じた」
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)、東洋大が10時間54分56秒の9位で、20年連続でシード権を獲得した。 今大会は主将・梅崎蓮(4年)とエース・石田洸介(4年)が欠場。2日の往路を9位で終えた。翌日の復路では、最終10区で薄根大河(2年)が8位でたすきを受け取り、東国大、帝京大、順大と4チームで8位集団を形成。残り1キロまでシード争いが繰り広げられ、薄根はなんとか9位でゴール。順大が11位に終わった。 東洋大の酒井俊幸監督(48)は「(薄根に)1キロだけわざと早めに入らせて、他校の状況を見ようと思っていた。2分50秒ギリギリぐらいで入っても、3校がすぐに追いついてきた。これはシード権に対する覚悟を持って、みんな攻めてきているなと。各校のシード権に対する執着心をすごく感じた」と振り返った。 その上で「シード権のラインが非常に高くなった。(10位の帝京大も)10時間54分台で、いっときの優勝争いや3番争いレベルのタイム。安堵感はあるけど、それだけこのシード権を確保する大変さも学生たちはわかったと思う。どのチームも非常に成長しているし、進化しなくてはいけない」と力説した。
東スポWEB