「絶対に勝ちきる」ニューヒロイン16歳の久保凛が圧巻のGPシリーズ3連勝 母の日の優勝に「いつもありがとう」
◇陸上・日本グランプリシリーズ 第11回木南道孝記念陸上競技大会(12日、大阪・ヤンマースタジアム長居) 【画像】今月3日には800mでU18日本記録を更新した久保凛選手 母の日の開催となった、木南記念陸上。800mタイムレース決勝では、インターハイ女王・高校2年生の久保凛選手(東大阪大敬愛高校)が、2分05秒11のタイムで優勝を飾りました。 ここまでグランプリシリーズ連勝中の久保選手。先月の金栗記念陸上では、“憧れ”と話す田中希実選手に先着し、今月3日の静岡国際陸上では、U18日本新記録となる2分3秒57をマークしていました。 この日は、「最初はリズムを大切に楽に入った」と1周目から先頭に立つと、果敢にレースを引っ張ります。最後の直線、「しっかりと取り組んできた」というスピードと持久力を見せつけ、去年のインカレチャンピオン・渡辺愛選手との接戦を0秒54差で制しました。 「少し焦っていた部分はあったんですけど、絶対に勝ちきるという気持ちで走った」と久保選手。これでグランプリシリーズ3連勝。勢いが止まらない16歳は、6月に行われる日本選手権でも「優勝を目指して頑張っていきたい」と力を込めました。 またレース後には母・恵美さんと合流。「母の日なので優勝できてよかった。いつもありがとうございます」と笑顔で感謝の言葉を伝えました。 ◇結果 1位 2分05秒11 久保凛 2位 2分05秒65 渡辺愛 3位 2分06秒03 塩見綾乃