<私の恩人>秋山竜次、梅宮さんはネタだけじゃなく…「ロバート」も救ってくれた!
お笑いトリオ「ロバート」としてコント日本一決定戦「キングオブコント2011」でも優勝し、コント、ピン芸、熟女好き…など、さまざまな顔を見せる秋山竜次さん(35)。“大御所”感たっぷりの自らのボディーに著名人の顔写真を合わせていく“体ものまね”を開拓し、フジテレビの芸人大喜利王決定戦「IPPON GRAND PRIX」で優勝するなどピンとしての存在感も見せていますが、常に心にあるのは、自らを悩みから解放してくれた大物俳優への感謝だと言います。 僕が恩人として挙げるのは、梅宮辰夫さんです。梅宮さんご本人としては、何とも思ってらっしゃらないのかもしれませんけど、僕にとっては大きな転機をいただきました。芸人として本当に悩んでいたことをかき消すきっかけとなったのが、梅宮さんの写真を使った“体ものまね”だったんです。 そもそも“体ものまね”をやるきっかけとなったのは、今から2年ほど前。楽屋で着替えている時に、先輩トリオ「ニブンノゴ!」の宮地謙典さんから「その体に、梅宮さんの顔写真パネル、合うんじゃない?」と言われたんです。以前から「年齢のわりにかっぷくがいい」とか、「体に、異常に大御所感がある」とかイジられはしてたんですけど、漠然としたイジりが“ネタとして成立するかもしれない”という手ごたえを感じたのが、その瞬間だったんです。 また、これもめぐり合わせで、それからしばらくして大阪の番組に呼んでいただいたんですけど、珍しいことに「ロバート」としてではなく、メンバーそれぞれがピンでネタをやってくださいと。頭の中に梅宮さんネタのことがあったので、番組スタッフさんから用意する小道具を尋ねられた時に、思い切って「梅宮さんの顔写真パネルを作っておいてください」とお伝えしたんです。そして、当日。現地に行ってお面を顔に当ててみたら、そりゃ、もう、驚くくらい、僕の体にピッタリだったんです!! あと1cm大きくても、小さくても、色がもう少し黒くても、白くても、顔と体が合わずにおもしろくない。それが本当にピッタリだった。ネタの内容をお伝えしたわけでもないのに。