<私の恩人>秋山竜次、梅宮さんはネタだけじゃなく…「ロバート」も救ってくれた!
ちゃんと芸になってきたな」と言っていただきました。本当にうれしくて、さらに僕のネタを本当に認めてくださったからか、「何か困ったことがあったら、どんなことでも連絡して来い!」と名刺もいただきました。 ただ、なかなか電話はできないし、そりゃ、遠慮するじゃないですか。でも、昨年の末、僕に子どもが生まれた時、梅宮さんの方から連絡をいただいたんです。「子ども産まれたらしいな。おめでとう。女の子か、いいもんだぞ。お祝い、何がいいか考えたんだけど、俺からの祝いは『お前の好きな時にいつでも俺のクルーザーで沖に出て、お前の体を俺と一緒の色に焼かせてやる』ってのにしようかなと。それだったら、ホンモノの俺の色になるだろ」と。豪快さと、優しさと、気遣いにあふれた、すごく素敵なお祝いでした。…ま、こんな内幕のことは言わない方がいいのかもしれませんけど、梅宮さんの“体ものまね”ができたことで、「ロバート」としても、むちゃくちゃ助かったんです。 もちろん「キングオブコント」をとったとか、そういうきっかけも本当にありがたいんですけど、番組に呼ばれて“まず最初にやること”がなかったんですよね。とっかかりみたいなことが3人だと難しいんですよね。「キングオブコント」で優勝したんだったらコントを見せてよと言われて短いコントをやっても、コントは短くてもそれなりに時間がかかる。それに、そういった空気ではなかなかコントはそぐわないんですよね。だから、一発ギャグみたいなことも考えたんですけど、それもうまくいかない。実は、そこが、芸人として自分の一番弱いところだと思っていたんです。 ただ、梅宮さんの“体ものまね”ができてからは、最初にそこからイジってもらえますんで、それがすごく助かるんです。瞬時に笑いにつながりますし。だから、実は、ずっと悩んでいたことを解消してくれたのが、このネタだったんです。ま、今の僕に恩返しなんてことはおこがましいですけど、梅宮さん、この前ご一緒させてもらった時に、ポロッとおっしゃったんです。「千葉真一とかもそうだけど、海外に行くってのはすごいな」と。