パリ五輪メダル問題「劣化」の次は「耐久性」に苦情…豪州女子競泳界スーパースターが「傷とへこみ」を告白もユニークな方法で崩壊を阻止?!
次から次へと苦情が出ているパリ五輪のメダル劣化問題で金2つ銀2つを獲得する活躍を見せた豪州女子競泳界のスター、アリアン・ティットマス(23)がそれらのメダルに「傷とへこみ」が出ていることを明かした。豪州局「10PLAY」のニュース番組「ザ・プロジェクト」に出演して語ったもの。しかし彼女はユニークな方法でメダルの“崩壊”を阻止するように試みているという。 【映像】NBAカリーの妻らがパリ五輪決勝後に会場外で現地警察とトラブった問題映像
パリ五輪のメダル劣化が問題となっている中で、豪州の競泳界のビッグスターのティットマスが、今度はメダルの耐久性について問題があることを明かした。東京五輪の女子200m自由形、同400mで“2冠”を達成したティットマスは、パリ五輪でも、女子400m自由形と女子800mリレーで金メダル、女子200m自由形、同800mで銀メダルと合計4つのメダルを獲得した。だが、メディアの写真撮影や番組出演、ファンや関係者に披露、報告をする場合などに、4つのメダルを合わせて首からかけねばならず、そこで問題が発生したという。 「私はメダルを守るために一生懸命努力をしています。でも、こうやって4つのメダルを合わせて首からかけると、お互いにちょっとぶつかり合っただけで、引っかき傷がつき、すでに少しのへこみがあります」 豪州のニュース番組「ザ・プロジェクト」に出演したティットマスは、4つのメダルに、すでに「傷とへこみ」が出てしまったことを告白した。首からメダルを重ねてかけて、すこし擦れるだけで、傷がつき、へこみが生まれるとは、よほどメダルの品質と耐久性に問題があるのだろう。 だが、ティットマスは、メダルの崩壊を保護するための画期的なアイデアを実践していることを番組内で披露した。 「だから、私はメダルをいろんなところに持ち運ぶつもりはありません。私は小さな靴下の中にメダルを入れて、自宅の食器棚に置いておくつもりです」 そうやってメダルのひとつが入っている靴下を持ち上げた。 だが、そこまでして保護しなければならないパリ五輪のメダルには、やはり品質に問題があるのだろう。 このニュースを伝えた米スポーツメディア「エッセンシャリ―スポーツ」は、「メダルはいつだって特別なものだ。しかし、そのメダルの品質が基準に達しておらず、すぐに崩壊するとどうなるのか。それがパリで起こっていたことだ。メダルは素材が悪かったために劣化している。このようなケースは数多くある」とした上で、ティットマスの靴下を使ったメダルの崩壊阻止策をこう評した。 「ティットマスは、それ(メダルを靴下で防御)が貴重な所有物を安全に保つための最良の方法であると信じている。靴下は、メダルを保護するためには最適な方法かも戦術かもしれない。それは金属を傷や損傷から保護するのに役立つ。しかし、アスリートが手にした人生最大の成果の一つが破壊されるのを防ぐためにこれほど多くの対策を講じなければならないのは、五輪にとって良いことではない」
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