「Copilotエージェント」はこう使う!活用法と具体例を徹底解説
最近、生成AIでは「エージェント」が注目されています。エージェントとは、特定の目的を達成するために生成AIを活用したアプリケーションのことです。さまざまな業務に適したエージェントを作成することで、より迅速かつ確実に生成AIの支援を受けることができます。将来的には、自律的にタスクを実行するエージェントも増えるかもしれません。マイクロソフトもエージェントを発表しており、最近登場したCopilotのエージェントは、ユーザーから高い評価を受けています。多くのユーザーが、Copilotをより楽に便利に使えるようになったと感じているようです。今回は、そんなCopilotのエージェントの基本的な使い方や実際の利用例を紹介します。 【詳細な図や写真】「このエージェントは、私が送る英語の文章をそのまま日本語に翻訳したものを表示し、最後に5行程度の要約を作成してくれるエージェントです」のように、どのようなエージェントを作成したいのかを答えていく(出典:筆者提供)
役割や特徴を説明するだけでエージェントが完成
Microsoft 365 Copilotのユーザーは、自分の業務を支援するエージェントを自由に作成できます。特別な知識は必要なく、普段からCopilotを利用している人であれば、すぐに作成が可能です。それでは、早速エージェントを1つ作成してみましょう。 エージェントの作成は、Copilotに対してどのようなエージェントが必要かを説明する作業です。たとえば、筆者は英語で書かれた技術情報にも触れる機会が多いため、苦手な英語の文章を日本語に書き換えてくれるエージェントを作りたいと思います。 また、ただ翻訳するだけではなく、内容を素早く理解できるように、日本語に書き換えた後には数行の要約も作成してもらいます。まずは、Copilotに次のようにエージェントの役割を伝えます。 するとCopilotは、役割に合わせたエージェントの名前を提案し、その後、より具体的なエージェントの振る舞いや特徴について質問してきます。 ここでは、Copilotが勝手に翻訳した内容をほかの知識で補足しないように、「英語の内容を忠実に日本語に翻訳してほしい」などと要望を伝えます。ほかにも、どのような話し方をすべきか、その他の特徴はないかなど質問されるので、それに従い要望を答えていくだけでエージェントが完成します。