西郷真央が"新人王レース"でトップを独走中!? 年間ランキングは9位、パーオン率3位、バーディ数2位と米ツアーで本領発揮
米女子ツアーはアジアシリーズを開催中。同シリーズ初戦となる「ビュイックLPGA上海」では、ルーキーの西郷真央が優勝争いを演じた。翌週韓国で行われたBMW女子選手権は12位だった。 西郷真央のドライバーショット【連続写真】
上海の大会では3日目に1イーグル5バーディの7アンダー「65」をマークし、単独首位に浮上した西郷。最終日はスコアを伸ばし切れず地元中国のイン・ルオニンに逆転され2位タイに甘んじ、「思うようなプレーができず悔しい」と唇を噛んだ。しかし1戦前のNWアーカンソー選手権の4位タイに続く2試合連続トップ5入り。2位に入ったのは7月のCPKC女子オープン以来2回目だった。 シーズントップ10入りを7回に伸ばしたが、これは優勝がなかったルーキーのシーズン最多トップ10入り記録に並ぶもの。残りの試合で最多記録更新の可能性もある。 ルーキー・オブ・ザ・イヤーのポイントレースは上海と韓国で126ポイントを加算したことにより、韓国大会終了時点で875ポイント。2位の選手に大差をつけトップを快走している。日本勢でルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたのは、90年の小林浩美ただひとり。 デビューイヤーに2勝を挙げた福嶋晃子も宮里藍も取れなかったタイトルに西郷が王手をかけている。 これにより、全体のポイントレースでも3位につける古江彩佳に続く日本勢2番手の9位と堂々のトップ10入り。パーオン率は75.88パーセントと全体の3位、バーディ数も2位で、60台をマークした数は1位。遜色があるのはパッティングのスタッツだけだ。 全米女子オープンを制した笹生優花のポイントランクが17位だから、西郷がいかに安定した成績を収めているかがわかる。 なお韓国大会終了時点で畑岡奈紗が34位、渋野日向子が55位、西村優菜が68位。上海終了時点でシードギリギリの80位だった勝みなみは韓国大会後81位にランクを落とした。稲見萌寧(98位)と吉田優利(132位)もシード圏外にいる。 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年11月5日号「バック9」より一部加筆修正しました
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