取り扱いサロン6000店舗突破 サロンと一般流通の双方で躍進する「シンピュルテ」の流通戦略
“トゥーグッド マルチベネフィットオイル”は同じテクスチャーで香りが3種類あるので、シンプルに好きな香りで選べるのが良いんです。女性は毎日ヘアスタイルにもファッションにも気を配っているから、香りまで作り込むとさらに気持ちが上がると思うんです。1つを使い続けるとマンネリに陥りがちなので、香りのバリエーションが欲しいことも。そんなときに純粋に香りで選べるのはメリットだと思います。複数買いしていただいたり、使い切ったら違う香りを購入する方もいますよ。テクスチャーによって香りが違うアイテムも市場にはありますが、重いテクスチャーが好きだけど香りは軽い方が好きといったミスマッチが生じてしまうことも。香りが好みでないと選択肢から外れてしまうので、香りはとても重要です。
中島:開発時の思いとしては、本当の意味でマルチオイルが作りたかったんです。肌にすっとなじんで、髪への保湿感も十分に得られるようなフォーミュラにこだわりました。
谷口:たしかに商品名に「ヘアオイル」と入っていないのも良いですよね。ヘアメーカー発のオイルはマルチオイルをうたっていても、なんとなく体につけることに抵抗感があるんです。もちろんいい商品だけれど髪の毛のためのものというイメージが強いと言いますか。その点、「シンピュルテ」はスキンケアブランドのイメージが定着しているので、お風呂上がりのボディケアにも使いやすいですよね。
「いいブランドを教えてくれる人」の
イメージが作れるブランド
WWD:「シンピュルテ」にとってヘアサロンはどのような売り場でしょうか?
上妻:ヘアサロンは商品を直接顧客に提供し、体験していただく場として非常に重要であり、商品とブランドを磨き上げるための絶好の場です。サロンを通じてブランドの信頼性を高め、市場でのポジショニングを強化していきたいと考えています。
WWD:サロン流通と一般流通をまたぐブランドは数少ないと思いますが、美容師目線ではどう捉えていますか。