夕方になると目が疲れる…見落としがちな初歩的ケア
夕方になるにつれ「目が疲れる」「目がショボショボする」「夕方だけ老眼だと思う」など目の不調を感じませんか? 症状が強くなったり継続するなら眼科の受診が必要ですが、意外と初歩的なケアを見落としていることがあるんですよ。 今回は、看護師・薬膳師などの資格をもつ薬膳ナースけいこさんが、疲れ目の原因と予防ケアをご紹介します。 【画像】夕方になると目が疲れる…見落としがちな初歩的ケア
夕方に目が疲れる原因
夕方に目が疲れる原因は ・日中の眼の酷使 ・肩や首の血行不良 ・心身の疲れが蓄積することとの関連 など様々ですが意外と見落としなのが「目の乾燥」なんです。 目が乾燥すると、見えにくさや疲れを感じたり、目がショボショボするなどの不快感を感じやすくなります。
なぜ夕方になるにつれ乾燥するのか
夕方になるにつれ目が乾燥する原因はのひとつが「環境の乾燥」です。秋が深まって空気が乾燥しやすい季節ということもありますが、室内であればエアコンの使用による室内の乾燥、風が顔付近にあたっているなら、その影響もあって目が乾燥しやすくなります。 さらに、人は作業に集中することでまばたきの回数が減ることがわかっています。まばたきの役割は「目を乾燥から守ること」。まばたきの回数が減ることで、眼球が外気にさらされる時間が増えてしまって乾燥が進みます。
簡単ケアで予防を
目の乾燥は様々なトラブルを招くため、予防ケアしましょう。 まずは、自宅や職場など、ご自身が長く滞在する環境で、自分の顔の周りの湿度を測ってみましょう。室内に加湿器があるとしても、自分の近くまで加湿が届いているとは限りません。オフィスであれば自分のデスクに湿度計を置いておくと把握しやすいですよね。温湿度計は可愛いものやオシャレなものなどデザインのバリエーションも豊富でインテリアとしてもおススメです。 湿度が50~60%以下であれば加湿アイテムを使って加湿しましょう。 また、作業に集中してまばたきが減ることも防ぎたいので、原始的な方法ではありますが「まばたき」と書いた付箋を頻繁に見る位置や視界に入る位置に貼っておきましょう。意識づけになりますよ。 ただし、脳の仕組みとしてわかっていることなのですが、何度も付箋を見ていると、通常の景色として馴染んで意識づけの効果が落ちていきます。 ひと手間かかってしまいますが、1週間おきに別のデザインの付箋に貼り換えると良いでしょう。 読書の秋、芸術の秋など、目を使って楽しむことの多い季節。目をケアして存分に楽しみたいですね。 ■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中。 編集/サンキュ!編集部 ※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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