「目の疲れや不調」「老眼による見えにくさ」をツボ押し、頭部や咬筋のマッサージでケア!【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑬】
●顔の側面の筋肉「咬筋」に働きかける! 「咬筋」は、下あご~頰骨にある筋肉だ。下あごの動きを助ける働きをする。食べ物を咀嚼(そしゃく)するときに使われる筋肉。
【1】 軽く口を開け、両手のひらの付け根の部分で、「咬筋」のあるところを、両側から挟むようにして押す。押したまま、ぐりぐりと回してもOK。 この押したり、押したままぐりぐりと回す動きを続けながら、ゆっくり5回ほど呼吸をする。ゆっくり行って、しっかりほぐすのがおすすめだ。
【2】 さらに余裕がある場合は、両手のひらの付け根の部分を上や下に移動させて、自分が痛いと感じるところ、こりを感じるところを、【1】と同様に刺激しよう。 1カ所を刺激しながら、ゆっくり5回ほど呼吸をする。ゆっくり行って、しっかりほぐすのがおすすめだ。
【咬筋を刺激するときのポイント】 「咬筋」は、親指でピンポイントで押すより、手のひらの付け根の大きな部分で、押しながらぐりぐりと回すほうが効果的。 数秒では効果を感じにくいので、1カ所につき、刺激しながらゆっくり5回ほど呼吸をする。これで1セット。余裕があれば、この動きを1カ所につき1~2セット行うのが理想的だ。 【初級編】のふたつのエクササイズは、行うとかなりすっきり! 目の疲れや不調がだいぶ解消される。 【中級編】は、さらに効果抜群! ゆっくりじっくり行うと、視界が開けたように目がさえて、格段に目の調子がよくなる。 自分のペースに合う形でぜひ実践してみよう。
【教えてくれたのは】 Satoshiさん 鍼灸師、柔道整復師、トレーナー、ヨガインストラクター、シンギングボウルセラピスト。大阪・心斎橋のサロン「B HAPPY」で鍼灸・美容鍼灸やパーソナルトレーニングを行うほか、インストラクターやセラピスト向けのカラダの講座を開講中。大阪・豊中の「岩塩ヨガスタジオ 四季」で五臓ヨガのクラスも担当。また、子どもを中心とした運動教室「カラダツクルスクール」でも活躍中。幅広い方法で健康・美容にアプローチする、カラダメンテナンスの専門家。 撮影/仲尾知泰(Ripcord) 指導・モデル/Satoshi 取材・原文/藤本幸授美
【関連記事】
- 更年期に増える「手や指の痛み」。「手指反らし」や「手の甲ツボ押し」で、いつでも手軽に緩和ケア!【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑫】
- 座ったままできる! 肩こり、首こり、頭痛には「肩回し」と「肩甲骨動かし」【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑨】
- 乾燥、シワ、たるみ…更年期の肌トラブルを「五臓ヨガ」で緩和。美肌を目指そう【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑦】
- 幸せ筋アップ&不幸筋膜はがし/不幸筋膜はがし①まぶたやフェイスラインの引き上げに!
- 40代「顔が大きくなった?」加齢で大顔化、四角顔化するのはなぜ?