「目の疲れや不調」「老眼による見えにくさ」をツボ押し、頭部や咬筋のマッサージでケア!【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑬】
●こめかみのツボ「太陽」、側頭部にある筋肉「側頭筋」、頭頂部を覆う筋膜「帽状腱膜」に働きかける! 「太陽」は、眉尻と目尻の延長上にあり、こめかみのくぼみにあるツボ。眼精疲労や、目の疲れから起こる頭痛に効果がある。 「側頭筋」は、こめかみ~耳の上~後頭部にかけてついている、頭の側面にある筋肉。 「帽状腱膜」は、頭頂部を帽子のように広く覆っている、薄くて丈夫な結合組織の膜のこと。前頭部、側頭部、後頭部にある筋肉と結合している。
●エクササイズ その1 ツボ「太陽」を刺激する 左右の手の親指で、左右のこめかみにあるツボ「太陽」を同時に刺激。 ツボは、“イタ気持ちいい”と感じる程度の力加減で、親指の先でじわーっと押し続ける。ツボ押しを行っている間は、呼吸を止めないようにしよう。 親指で「太陽」を押しながら、後ろ向きに円を描くように動かす。5秒ほどかけて円を1回描くように、ゆっくりほぐす。これを2~3回行う。 また、「太陽」のツボの上下左右を、指1本分場所をずらして押してみて、気持ちよく感じる場所があれば、そこも同様に、円を描くようにほぐそう。 「太陽」は、上にも書いたように、朝昼夕に、目の疲れを感じる前に刺激するのがおすすめ。ただし、デリケートな部分にあるツボなので、就寝直前は避けよう。
●エクササイズ その2 頭部の筋肉「側頭筋」と筋膜「帽状腱膜」をマッサージして緩める 頭の「側頭筋」と「帽状腱膜」がある部分を、左右の手の指を立てて、指を頭皮から離さずに、ごしごしとほぐすようにマッサージする。 バスタイムに髪をシャンプーするときも、これらの筋肉を刺激することを意識して行うといいだろう。
セルフコンディショニング/中級編
◆「目の疲れや不調」「老眼による見えにくさ」には、「咬筋」を刺激して緩めるマッサージがさらに効果的! 「中級編」は、顔の側面のマッサージだ。 顔の側面にある大きな筋肉「咬筋(こうきん)」を刺激して緩めることが、目元の血流アップにつながる。 「咬筋」は体の中でもこりやすく、硬くなりがちな筋肉。首ともつながっているので、ここのマッサージは首こりにも効果が期待できるほか、無意識のうちに肩や口元に力が入り、緊張しやすい人にもおすすめ。
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