【フェアリーS】高回収率の赤松賞組がやや優勢 レイユールは中山芝1600mへのコース替わり歓迎
アルテミスS【データ:C メンバーレベル:A】
過去10年の成績【1-0-1-10】勝率8.3%、連対率8.3%、複勝率16.7% 2017年にライジングリーズンが10番人気で勝利しており、単回収率は300%。2024年にはラヴスコールが3着に入っているが、3着以内の好走はこの2頭のみとなっている。 レースは好スタートからミストレスが逃げ、前半800mの通過は47.7のスローペース。3番手のインで脚を溜めていたブラウンラチェットが残り100mで前を捉えてデビューから2連勝で重賞制覇。勝ちタイムは1:33.8だった。このレースで3着だったショウナンザナドゥは阪神JFで4着、7着マピュースは先述の赤松賞を勝利するなどハイレベルな一戦だったと言える。 フェアリーSには4着だったシホリーンが出走予定。序盤は少し頭を上げるシーンもあったが5番手からレースを進めた。直線では進路が開くまでに時間がかかったが、2着ミストレスとタイム差なしという内容からも能力は高い。 ファンダムの2着だった新馬戦はレコード決着で、3着以下に4馬身差をつけるなど強い相手と戦ってきた。経験値を味方にここを通過点とできるか注目が集まる。
百日草特別【データ:なし メンバーレベル:B】
過去10年で出走なし レースは好スタートからファイアトリックがハナを奪うも、向正面でニシノタンギーが捲って途中から先頭に立つという展開で、1000m通過は1:03.5というスローペース。3番手から運んだショウナンマクベスがゴール前で差し切った。 2着ホウオウガイアは、直線で勝ち馬と接触して進路が狭くなる場面もありながら、食い下がった内容は評価できる。これまで1800m以上の距離を使われてきたが、機動力もあり距離短縮はプラスに作用しそうなタイプという印象を受ける。あっさりと突き抜ける場面があっても不思議ではない。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸