【CBC賞】収得賞金から陣営の本気度をチェック 京大競馬研の本命は負けられないアグリ
今回は電卓との勝負 現状は実績馬もGⅠに出走できず
8月18日(日)に中京競馬場でCBC賞(GⅢ)が行われる。昨年の阪急杯勝ち馬アグリが実績上位だが、他にも芝で連勝中のキタノエクスプレスやレッドヒルシューズ、京王杯SC3着のスズハロームなど18頭が集まった。 【札幌記念2024 推奨馬】勝率50%&複勝率100%の鉄板データを持つ!実力は日本トップレベル SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 夏のハンデ戦らしく実績馬が少なくアグリが人気を集めそうだ。重賞では通用の気配がない馬も多く、力の抜けているアグリ本命で問題ないと考えている。今回は収得賞金の観点から同馬がここで好走しないといけない理由を述べたい。 古馬GⅠの出走馬決定賞金は「過去の収得賞金」「直近1年の収得賞金」「直近2年のGⅠでの収得賞金」この3つの和で決まる。1年間頑張った馬やGⅠ実績のある馬を優先的に出走させる狙いだ。 収得賞金の計算を行うと、アグリが今年のスプリンターズS(以下SS)に出走する場合の出走馬決定賞金は、収得賞金6550万円にシルクロードS2着の800万円を加算して7350万円である。 例年であれば問題ない金額だが、今年は事情が違う。香港馬が2頭出走表明しており、枠が少ないのだ。外国調教馬は優先的に出走できるため、2頭とも来日した場合、賞金順での出走枠はフルゲート16頭から外国馬2頭、キーンランドC、セントウルS1着馬に与えられる優先権を除くと12しか残らない。 このことを踏まえた上で、短距離を中心に使っている現役馬についてSSの出走馬決定賞金を考えると、収得賞金1億円を超える馬が8頭(ウインカーネリアン、ウイングレイテスト、ウインマーベル、オオバンブルマイ、トウシンマカオ、ナムラクレア、マッドクール、ママコチャ)、9000万円台が4頭(ダノンスコーピオン、モズメイメイ、ピューロマジック、サトノレーヴ)いた。全馬がSSに出走表明すると枠が埋まってしまう。当レースに特別登録したピューロマジックが回避した理由も、ハンデの重さ以上に「出なくても賞金的に問題ない」と判断したことが大きいと考えられる。 この下にアサカラキング8500万と続いており、アグリは今回で賞金を加算しないと高い確率で除外となってしまう。優先権付きだが相手が強いキーンランドC、セントウルSではなく、ハンデは重いが相手関係に恵まれたここで何とかしたい。という陣営の思いをくみ取って今回は本命を打つ。以下の印もここを勝利することでSSへの出走が近づく実績馬を中心に打った。