老後は毎月3万円の赤字に? 貯金500万円あれば働かなくても暮らせる?
同世代の人との意見交換の場に参加する
同世代、同じ役職定年を経験した立場の人と率直に意見交換してはどうでしょう。ジェンダー差別について語るつもりはありませんが、男性はおおむね学校卒業後定年まで社会人として生活を送っているためか、「社会的ステータス」というよろいを取り払うことが難しい人が多いように見受けられます。 現状を認めることは難しいでしょうが、「企業人としてのAさん」ではない「Aさん」と向き合い、現在のありのままのAさんの自己開示によって、Aさんらしい今後の生活スタイルが見えてくるかもしれません。
最も自分らしい自分に合う社会参加のあり方
その結果、最もAさんらしい社会参加のあり方が「就労の継続」であり、心身に負担がない程度で働くことをAさん自身が選択することになれば、それが家計にとってもAさんにとってもベストな答えとなるでしょう。 家計運営、家計との向き合いは定年などなく、生きている限り続きます。主体的、自発的に長く続けられるライフプランを見つけることが大切です。 出典 厚生労働省 2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況 Ⅱ 各世帯の所得の状況 公益財団法人 生命保険文化センター リスクに備えるための生活設計 老後の生活費はどれくらい? 執筆者:柴沼直美 CFP(R)認定者
ファイナンシャルフィールド編集部