【NFL】3勝0敗ながらも「まだ良いプレーができていない」とチーフスQBマホームズ
クオーターバック(QB)パトリック・マホームズ率いるカンザスシティ・チーフスは、現地22日(日)夜にアトランタ・ファルコンズを22対17で下し、2020年以来初めて3勝0敗のスタートを切った。しかし、試合後のマホームズのコメントからは、勝利を収めたチームのQBとは思えない発言が聞かれた。
「自分に対して厳しいことを言えば、まだ良いプレーができていないと感じている。これはスタッツの問題ではなくて」とマホームズはチームの記者団に対して語った。
「チャンスがある時にそれを活かせていないし、パスを狙い通りに出せていない。だから、俺がここで基本に立ち返り、チームメイトを正しいポジションに導くことが大事で、オフェンス全体がもっと高いレベルでプレーしなければならない。相手がボールを簡単に運ばせてくれなくても、俺たちはそれに対応できることを証明しないといけない。おそらく来週のロサンゼルス・チャージャーズ戦も同じような展開になるだろう」
この試合でのマホームズのスタッツは月並みで、39回中26回のパス成功で217ヤードとタッチダウン2回、レッドゾーンでのインターセプトが1回という内容だった。さらに、いくつかのパスミスによってオフェンスの時間が短くなり、ファルコンズに逆転のチャンスを与えている。第4クオーターではファーストダウンを1回も獲得できなかった。
守備陣が終盤に踏ん張ったことで、チーフスは1990年に10勝0敗を記録したサンフランシスコ・49ers以来、スーパーボウル連覇後にシーズンを3勝0敗でスタートした唯一のチームとなった。
「正直、3試合ともあまり良いプレーはできていない」とマホームズは言う。
「それでも勝てているのは、チームの性格や粘り強さのおかげだし、こういった状況を乗り越えてきた経験が活きている」
プレシーズンにハリウッド・ブラウンことワイドレシーバー(WR)マーキス・ブラウンが負傷した影響が、チーフスのパス攻撃に予想以上の影響を与えている。3試合を通じて、チーフスのパス攻撃はWRラシー・ライスに依存している状況だ。