アイディック 新店の成功事例を提案 寿司ネタは大切り好評
大阪屋ショップグループで卸・外販部門を担うアイディックは7月3日、恒例の秋冬期新商品商談会を富山産業展示館で開催し、北陸・東海地区からスーパーなどの得意先800人が来場。例年より多い来場者で、出展メーカー小間やアイディック提案コーナーでは随所で活発な提案、意見交換が行われた。 大阪屋ショップの直近の新店は、23年11月に射水店(富山県射水市)、24年4月に小松店(石川県小松市)を出店し順調に推移している。会場では「新設2店で取り組んだ惣菜などの成功事例を紹介」(扇山繁規常務営業本部長)し、新商品は惣菜やドライの留め型を主に提案した。 寿司では、魚屋の生ネタ寿司の「大切り」として、ネタを厚めに切り、シャリを小さめにした寿司を大型画面で紹介。また、パン売場ではコッペパンの中のクリームだけを「食べる生クリーム」として販売したところ好評を得ていることから、会場では「自家製スイーツの差別化」を訴求し、「オリジナルさわやかヨーグルト生クリーム」を試食提案した。 同社の商談会は、生鮮3品含めたフルライン提案が特徴で、精肉では家庭で焼くだけの味付け肉とカット野菜のキット商品、魚では価格が安定している甘露煮を、サンマ、アジ、ニシンなど幅広い魚種を提案した。 加工品は、「留め型を強化」(同)しており、「販売店の利益創出」とともに「メーカーさまと取引から取組みへ」(同)の考えで、開発商品の強化を打ち出している。また、お盆商戦への提案として、今年は帰省が例年以上に多いと予測し、「たのしいごちそう」をテーマに、ボリュームによる見栄え感アップなどを提案した。