「界」で初のお一人さま専用部屋に注目！ 飛驒木工と温泉を楽しむ宿 岐阜県・平湯温泉「界 奥飛騨」
【連載】楽しいひとり温泉
2024年9月5日ニューオープンの「界 奥飛騨」に行ってきました。全国にある星野リゾート・界シリーズの中でも特に注目したのは、初のおひとりさま部屋があること。そして、温泉付きの部屋も多いこと。これは、部屋にこもってのんびりするのもよいかなあ、と思いきや、足湯がある中庭が四つの建物の中心にあり、楽しげに回遊するゲストの様子が見えて、ついパブリックスペースに引き寄せられて、あれこれと楽しんでしまいました。 【画像】もっと写真を見る（17枚） ひとり旅はさみしくないか、時間をもてあまさないか、などとお考えの方にもぜひ、おすすめしたい宿です。平湯温泉は奥飛驒温泉郷の玄関口、宿は平湯バスターミナルから徒歩2分ほどです。 ■連載「楽しいひとり温泉」は、国内外の温泉をめぐり、温泉・自然・食で美しくなる旅を研究する筆者が、テーマごとにひとり温泉にぴったりなお宿を紹介します。
飛驒木工のぬくもりを感じる部屋
「飛騨MOKUの間」と名付けられた客室は、飛驒木工の伝統技術である「曲木（まげき）」をモチーフにしたベッドボードが印象的。ベッドに寝転ぶと大きな切り株の中にいるようなぬくもりを感じます。 部屋によって異なる飛驒家具の椅子が置かれています。ロッキングチェアは曲木の魅力も味わえるやわらかなシェイプ。日本人の体形にあったサイズ感と、なめらかな木の感触が心地いい。 温泉付きの客室が多く、ひとりでも泊まれます。大浴場も楽しいですが、いつでも気ままに入れる部屋の温泉はとても贅沢（ぜいたく）。窓の部分のルーバーは可動式のブラインドのようになっていて、開けて景色や山の風を感じて入浴したり、閉じてプライベートにくつろいだりと、自在に楽しめます。 界シリーズ初の「おひとり様専用のシングルルーム」。ダブルベッドに大の字になったり、窓辺の広いカウンターで飛驒木工の椅子に座って本を読んだり、パソコンを広げたり、畳にごろ寝してみたり。部屋に温泉はありませんが、のんびりできる空間です。
