「挑戦者の立場。のんびりしている暇はない」 ソフトバンク杉山一樹が即決したハワイV旅行「欠席」
ソフトバンクの杉山一樹投手(27)が、ハワイ優勝旅行を「欠席」して来季への準備を黙々と進めている。小久保監督や選手、スタッフら約400人が現地に到着した11日はみずほペイペイドームでトレーニング。あえて〝国内残留〟を選択した理由として挙げたのは、自らの現在地だった。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 「僕の場合はもう一回、挑戦者の立場なので。のんびりしている暇はないです」。リーグ優勝後にチームから優勝旅行の参加意思確認の連絡が来ると、迷うことなく即座に「欠席」と返信した。 2023年の1軍登板なしから、今季はチームトップタイの50試合に登板。救援陣の一員としてフル回転した。ただ、シーズンをフルに1軍で過ごしたのは初めて。今季の終盤は勝ちパターンを任され、小久保監督には来季の試合終盤を託す投手の一人にも指名されているが、確固たる地位を築いたとは考えていない。 「今年1年だけなので。来年同じ成績を残せるかと言ったら分からない。でも僕はそこを目指してやりたいので、練習した方がいいかな」 現在は6勤1休のペースでトレーニングを行っている。「(立場を)つかみに行く立場なので休めないです。やらないと怖い」。ストイックな決断を下したのは、少しでも来季への視界を良好にするため。冷たい冬風が吹き付ける福岡で闘志をたぎらせながら、勝負の2025年シーズンを見据えている。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOソフトバンク情報】
西日本新聞社