美容家が快眠と美容のためにしていることは?取り入れやすい入浴テクニックを聞いてみた。
最初は冷たいシャワーを下半身にあてるのに抵抗がありましたが、今ではすっかり習慣になり、むくみによる靴下の跡がつきにくくなりました。
●ゆったりと湯船に浸かり、疲労回復・快眠を目指す 疲労回復や快眠を目指すなら、38?40度程度のぬるめのお湯に15?20分浸かるのがおすすめ。副交感神経が優位になり、リラックス効果が期待できます。
このときにゆっくりと深呼吸すると、よりリラックス効果が期待できます。鼻から吸って口からその倍の時間をかけてゆっくりと息を吐くと、心が落ち着いてきます。
快眠を目指すなら入浴するタイミングも大事。人は深部体温が下がっていくときに眠気を感じるので、就寝予定時刻から逆算して1時間?1時間半ほど前に入浴を終えるよう心がけましょう。
●ぬるめのお湯に浸かり、美肌を目指す 美肌を目指すなら湯船の温度に注意すること。熱めのお湯では肌に必要なうるおいを奪うことにつながるからです。38?40度程度のぬるめのお湯に浸かりましょう。
また、1番風呂は避け、2番目以降に入浴するのがおすすめです。なぜなら、1番風呂は水道水に含まれる少量の塩素が肌にとって刺激となる可能性があるから。
つまり、2番目以降は人の皮膚に付着した皮脂や汚れ、古い角質などがお湯の溶け込むことで塩素が中和される効果が期待でき、湯の肌あたりがやわらかになると考えられます。入浴剤などで対処する方法もありますが、肌が敏感な人は特に意識してみてください。
いずれの入浴方法も体調と相談しながら無理のない範囲で行うことが何よりも大切です。また、入浴前後にはコップ1杯程度の水をゆっくりと飲むことや、入浴後に身体を冷やさないことも大切です。目的に合わせて入浴方法を変えるなど秋の夜長のバスタイムを楽しんでください。
遠藤幸子
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』