美容家が快眠と美容のためにしていることは?取り入れやすい入浴テクニックを聞いてみた。
秋の深まりとともに、気温が下がっていくこの時期は、冷えから血行不良を招き、肌の調子や眠りの質を下げてしまうことがあります。肌の調子や眠りの質を良いものにするために、今の時期から入浴方法を見直しませんか?
今回は、快眠と美容を意識した入浴テクニックを紹介します。
入浴すること自体で期待できる効果は?
入浴することは身体を清潔に保つだけでなく、温熱作用や水圧作用、浮力作用によって全身の血行促進、疲労回復、むくみ解消、美肌などの効果が期待できます。
加えて、湯船の設定温度や入浴時間、入浴方法、使用する入浴剤などによってさらなる効果も期待できます。
ここでは、目的別におすすめの入浴方法について紹介します。
●交互入浴で、代謝アップ・むくみ解消を目指す 体が冷えると血行不良に陥り、代謝が悪くなってしまうことに。代謝が悪くなると肌のターンオーバーが乱れ、エイジングの進行や肌トラブルを引き起こすリスクが高まります。太りやすくもなってしまうので注意しましょう。
特にこれからの季節は寒さのせいで運動不足になりやすく、脂肪を蓄えやすくなる時期でもあります。
秋冬に一気に老けたり、太ったりすることがないように、入浴では代謝アップを目指すことが大切です。
また、長時間同じ姿勢でいることが多い人はむくみ解消を目指して、交互入浴を取り入れるのがおすすめ。
温泉やサウナへ行った際には、温泉やサウナといった体を温める場所と水風呂など体を冷やす場所を交互に行き来する入浴法を。
自宅で無理なく実践したいなら、40度程度の湯船に浸かることと、洗い場で体や髪を洗うのを交互にする方法もあります。
日頃デスクワークが多く、下半身が冷えてむくみやすい筆者自身が実践しているのは、39~40度程度の湯船に2~3分肩まで入って温まり、その後に冷水のシャワーを肌にあてる(目安として両足で20~30秒くらい)のを2、3回繰り返す方法。全身の血行を促進する目的で毎日行なっています。
それに加えて、湯船の中で簡単な下半身のストレッチをするのも、むくみ解消効果が期待できるので実践しています。