反則タックル問題で関東学生連盟が会見(全文1)「内田さんが黒と言えば黒」
調査の概要、事実確認の方法について
調査の概要でございます。6日に発生し9日に発足した委員会でございますが、その当日、9日から昨日28日まで調査を続けてまいりました。実施した調査の概要でございます。規律委員会は日大関係者、もちろん資格没収となった日大の当該選手、それから関学の関係者、それから審判、それから当日試合会場にて本件を目撃した方々など、それに関連する事実の全部または一部について直接的に見聞きした関係者、約20名にヒアリングを実施し、また動画サイトにアップされました本試合の映像を、注意深く何度も見返して検証しました。またそのほか、独自ルートで規律委員会が入手した幾つかの通信記録や音声データなども参考にさせていただきました。 事実認定の方法でございますが、当該選手と内田監督、または井上コーチの供述内容が大筋で一致している事実、およびこれと矛盾しない事実については、基本的に規律委員会が当該選手、および他の関係者からヒアリングで徴収した事実をベースに事実確認を行いました。供述内容が一致しない点については相互の不一致点、矛盾点、他の客観的事実との整合性、社会通念に照らして、著しく不合理、不自然でないかなどを検討し、各供述者の置かれた立場なども勘案しながら、個々の供述者の供述全体の信用性を吟味しました。 この検討議論のプロセスにおいては、各委員、および補助者の人生経験はもとより、アメリカンフットボール経験者としてのプレーヤー感覚、または指導者感覚、当連盟委員としてこれまで経験、見聞きしてきた現場感覚および経験値を十分勘案しつつ、委員のうち法曹資格を有する者の法曹実務経験に基づいて、裁判所における事実認定の実務で一般に行われている経験則および証拠法則ほど厳格でないものの、それに準拠して各供述を評価し、最も合理性が高いと認められる事実を認定していきました。 大変申し訳ない。ちょっと水を一口いただいてもよろしいでしょうか。