パリ五輪銀のモーレゴード 着用ユニフォームは日本が世界に誇るあのアパレルブランドだった
10日、15日間に渡って開催されたパリ五輪卓球競技が終了した。今大会もさまざまなドラマが生まれる大会となったが、中でも男子シングルスと男子団体の2種目で銀メダルを獲得したトルルス・モーレゴード(スウェーデン)の快進撃は、卓球ファンの間で永遠に語り継がれていくことになるだろう。 そして、モーレゴードが注目された影響で、彼が着用していたユニフォームにも大きな注目が集まった。そう、モーレゴードのユニフォームは、日本が世界に誇るアパレルブランド「ユニクロ」製だったのだ。
ユニクロとスウェーデン代表の関係性
ユニクロは、2019年よりスウェーデン代表選手団に公式ウェアを提供しており、東京五輪ではマティアス・ファルク(スウェーデン)らも着用した。 そんなユニクロは、パリ五輪のスウェーデン代表選手団が着用する公式ウェアも提供している。今大会のウェアは、アスリートの声を基に、過去大会からフィッティングを改善。そしてウェアの素材には、ユニクロ店舗で回収したリサイクル商品が使用された。 今回の公式ウェアの全使用素材に占めるリサイクル素材の割合は、東京五輪の約33%から約50%に拡大し、ファーストリテイリンググループが掲げる「2030年8月期までに、全使用素材の約50%をリサイクル素材など温室効果ガス排出量の少ない素材に切り替えることを目指す」という目標への取り組みを牽引している。 (期せずして、パリ五輪では「エコ」がテーマの一つとして掲げられ、大会を通してエコフレンドリーな取り組みも随所で実施された。) また、実際にウェアを着用したモーレゴードは「着心地が良く、洗練されたデザインのユニクロのウェアを気に入っています」とコメントしており、着用時の快適さもうかがえる。 パリ五輪でスウェーデン代表に24年ぶりのメダルをもたらしたモーレゴード。今後も彼の胸に赤と白のロゴマークが刻まれ続けていくことは、日本の卓球ファンとしてこの上ない喜びと言えるだろう。