手続きを忘れると総受給額が減る可能性も…拡充された児童手当、すぐに受給額が上がるのはどんな家庭?
児童手当を使って大学資金等へ備えておこう
今回の改正により、子育てにお金をかけやすい状況が整ってきました。児童手当を賢く活用するためには、高校を卒業してからの大学や専門学校などの教育費に備えることがおすすめです。受け取った児童手当は、生活費とは別の口座に分けておくと良いでしょう。また、子どもがまだ小さいなら、貯蓄型の保険やNISA制度を使って資産運用するのもひとつの手です。 その他にも、政府は、「出産育児一時金の引き上げ(50万円)」や「育児休業給付の給付率引上げ(実質10割まで)」、「育児時短就業給付(賃金額の10%)の創設」など、多くの支援制度の拡充を進めています。今後も制度の改定や新設は続くことが予想されますから、支援を受け損なわないよう、アンテナを高くして情報をしっかりキャッチしていきましょう。
張替愛(ファイナンシャルプランナー)