ロッテのD4位・坂井遼がけん玉持参で入寮 「集中力と膝をよく使うのでスクワットになる」
ロッテのドラフト4位・坂井遼(はる)投手(18)=東京・関東第一高=が7日、さいたま市内にある選手寮に入寮した。最速151キロ右腕は1週間前に2000円で購入したという木製のけん玉を持参。「けん玉も上達して野球も上達していければ」とユーモアたっぷりに意気込みを語った。 高校入学直後、暇つぶしのために始めたというけん玉。「役立っています。集中力と膝をよく使うのでスクワットになる。あとはバントでも膝はよく使うので。(けん玉の)膝の使い方で甲子園(大会)で2回バントを決めました」と胸を張った。 この日は報道陣の前で大皿とけん先の間で球を止める「うぐいす」に挑戦。見事、大技を決め「うぐいすを百発百中でできるように頑張りたい」とニッコリ。NHK紅白歌合戦で演歌歌手・三山ひろしが達成したけん玉128人連続成功をテレビで見ていたといい「ギネス世界記録を目指したい」と声を弾ませた。 チームの支配下指名選手ではただ一人の高卒選手で「先輩方に教わって1軍に上がれれば」。けん玉と野球の二刀流で突き進む。(加藤次郎)