マトリックス法によるテクニカル分析(2024/11/29)上昇一服、ここからどうなる?【楽天ウォレット】
本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.2。前回、RSIが80台かつダイバージェンスで、年内のターゲットとしたヘッドアンドショルダーの倍返しの1562万円にほぼ到達「そろそろ短期的な調整が入りそう」と申し上げた。 この水準はドル価の10万ドルとも重なる強めのレジスタンス。1度目のトライで跳ね返され、三角持ち合いを形成しながら、何度目かのトライで抜けるのが良く目にするパターン。RSIやボリンジャーも3月の形に似ており、高値更新には少し時間がかかりそう。 なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSDのチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
3週間前に指摘した大きなヘッドアンドショルダーの倍返しで今後2-3か月の目途となる1562万円のターゲットにほぼ到達、前回は「トレンドは上だが、一旦スピード調整しそう」と申し上げた。今週に入っての失速は、まさにそのスピード調整が入った形か。 跳ね返された水準はちょうどドル価で10万ドルの節目となるレベルで、こうした強めのレジスタンスは、1回目のトライで跳ね返されて、半値押し程度まで調整、その後何度かトライして3-4回目で上抜けるといううのが良く目にするパターン。この場合は安値を徐々に切り上げていく三角持ち合いを形成する。 今回は11月11日からの上昇分の半値押しを割り込んだが、フィボナッチの61.8%でサポートされており、このまましばらく三角持ち合いを形成しそうな形となっており、安値を徐々に切り上げていくが、前回高値1550万円を抜けるには少し時間がかかりそうな形となっている。 評点:3