【速報】「龍のしっぽ」切ったのは「カニ」だった? 先月切られた「金龍ラーメン」看板のしっぽを近隣のかに料理店「カニ」立体看板が挟んで展示 「地域活性化・能登半島地震復興支援」のためコラボ
「龍のしっぽ」を切ったのは「近所にいたカニ」だったー 先月、民事裁判の結果切り取られた、大阪・ミナミのラーメン店のシンボルとして親しまれていた龍の立体看板のしっぽを近所にある「かに料理店」の立体看板が持った形で展示する取り組みが17日、始まりました。 ■【動画で見る】金龍ラーメンの「龍のしっぽ」切ったのは「カニ」だった? カニのハサミに挟まれて登場 騒動を逆手にとって、地域の活性化や能登半島地震の復興支援につなげようという取り組みです。
■裁判を受けて「しっぽ」を切断
「金龍ラーメン道頓堀店」は国内外から客が訪れる人気店で、龍の立体看板は店のシンボルとして知られています。 しかし、龍のしっぽの部分などが隣接する土地にはみ出しているとして、土地を所有する不動産会社が撤去を求めて4年前、裁判を起こし、金龍ラーメン側は、ブランドイメージが低下するなどと反論していましたが、大阪地裁は去年10月、はみ出した龍のしっぽ部分などは「不動産会社の土地所有権を侵害している」として金龍側に撤去を命じました。 ことし5月の控訴審でも金龍側の主張は退けられ、立体看板の『しっぽ部分』の撤去を求める判決が下されたため、金龍ラーメン側は「裁判手続きにこれ以上心血を注ぐことは難しい。従業員一同、真摯に向き合っていくことが大切だと考えた」などとして上告を断念し、『しっぽを切る』決断に至りました。
そして先月23日には、しっぽが切り落とされることに。 切られたしっぽの断面は「金龍ラーメン」の名前にちなんだ「金色」に塗装されたほか、切断された痛みに耐えるかのように、龍の目の下に『水色の涙』が取り付けられました。
■「地域活性化のため」実現したコラボ
そしてきょう17日からは期間限定で、近隣にあるカニ料理店「大阪かに源 道頓堀店」の立体看板のカニがこの龍のしっぽを挟む形で展示することになりました。 同じ道頓堀にある飲食店同士で地域活性化のためにコラボレーションした企画だということです。 カニの立体看板の横には、「金龍さん、まあ、気張っていこや!」という応援メッセージも掲載されています。