【速報】「龍のしっぽ」切ったのは「カニ」だった? 先月切られた「金龍ラーメン」看板のしっぽを近隣のかに料理店「カニ」立体看板が挟んで展示 「地域活性化・能登半島地震復興支援」のためコラボ
■石川・七尾市出身の社長が「震災の復興支援」にも活用
また「大阪かに源」を経営する武田源社長は、能登半島にある石川県七尾市の出身。 「龍のしっぽ」を「カニ」に持たせて展示することで、募金活動のPRなどに活用し、能登半島地震の復興支援につなげたいと話しています。 【大阪かに源 武田源社長】「以前道頓堀で、能登半島地震の募金活動をやらせてもらい、金龍ラーメンさんはもちろんたくさんの商店街の方、大阪の方に協力してもらいました。今回金龍ラーメンのニュースを見て、何かできないかなと。恩返しという意味合いで。 能登半島(地震復興支援)の募金活動を(龍のしっぽを挟んだカニの)看板のもとでやっていくつもりなので、募金活動が広まったらいいかなと思っています。 『捨てるしっぽあれば拾うカニあり』というところですかね!」 この展示期間中、大阪かに源は、 道頓堀店の店内で、加賀野菜や石川県の名産を用意し、募金した人にプレゼントする「能登震災被災地募金運動」や名産品の販売を行い、売上金はすべて寄付するということです。
■実は廃棄処分の予定だった「しっぽ」 制作者も設置作業見守る
設置工事が始まる少し前、「龍のしっぽ」は、金龍ラーメンの立体看板を制作した「ポップ工芸」の中村雅英前社長から、かに源の武田社長へと手渡されました。 ポップ工芸は、道頓堀のユニークな立体看板の7~8割を制作しているということで、金龍ラーメンのものは、中村前社長が初めて手掛けたものでした。 取り付けは施工業者が担当し、ほかの土地にはみ出して設置されるとは思っていませんでした。 切断時には… 【ポップ工芸 中村雅英前社長(先月23日)】「なんかそういう事情があって取らなあかんとなると寂しいのはさみしいですね」
実は切断後、しっぽは廃棄処分されることになっていたそうで、中村前社長は17日朝、喜びを語っていました。 【ポップ工芸 中村雅英前社長】「廃棄処分することになっていた。このしっぽも喜んでいると思います。廃棄するものが、道頓堀にとって、繁栄に役立ってくれるのはうれしいと思います。奇抜なアイデアで面白いかなと思いますけどね」