まったく歯が立たず…。J3でボロボロだったチーム(5)19位と勝ち点8差…。本当だったら降格だった
今季の明治安田J3リーグでは、20位のいわてグルージャ盛岡のJFL自動降格が決定しており、19位のY.S.C.C.横浜はJFL上位チームとの入れ替え戦に臨む。J3で散々な結果に終わると、その先に待っているのは「Jリーグ退会」というあまりに重く残酷な結末だ。今回は過去のJ3で残念な成績となってしまったチームを紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は12月6日時点
ギラヴァンツ北九州(2023シーズン) 監督:田坂和昭→小林伸ニ 最終順位:最下位(20位) 2023シーズンにおける、ギラヴァンツ北九州の大不振は記憶に新しいだろう。19位と勝ち点8差の最下位でシーズンを終えた。 北九州は昨季開幕前に田坂和昭が監督に就任。針谷岳晃、佐藤亮ら主力が退団し、チームには12人の新戦力が加わった。監督から選手まで、陣容が大幅に変わった北九州は開幕から波に乗ることができない。 開幕2試合こそ1勝1分と上々の滑り出しとなったものの、第3節カターレ富山戦(2-3)からチームの勢いは急速に衰える。第14節まで白星から遠ざかり、瞬く間に最下位まで順位を落としてしまった。 その後も北九州は負のスパイラルを断ち切れず、9月には田坂監督が辞任すると、当時スポーツダイレクターを務めていた小林伸ニが、現職とトップチームの後任監督を兼任すると発表された。 監督交代直後の第26節ヴァンラーレ八戸戦(2-0)で久々に勝利をあげるも、翌節から再び勝利に嫌われ8試合未勝利の泥沼へ。そのうち、第29節から第34節までの6試合では1得点8失点の6連敗という散々な結果となっている。 最終的に、チームはリーグ最下位でフィニッシュ。JFLの上位2チームがJ3クラブライセンスをもっていなかったため、JFL降格(Jリーグ退会)はなんとか免れることができた。
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