『じつは運転が苦手』という人ほどフォルクスワーゲンに乗った方がいいその理由
デビュー5年で世界累計120万台を売り上げたベストセラーSUV「T-Cross」が新型に
フォルクスワーゲンの世界的ベストセラーSUV「T-Cross」(以下、Tクロス)の最新版に乗ってきました。日本導入は2020年ですから今回の新型はマイナーチェンジモデル。とはいえ、エクステリアデザインは前後とも刷新され凛々しいイメージに。男性には力強さ、女性には頼もしさが伝わるんじゃないでしょうか。 この記事の他の画像を見る
搭載するパワートレインは1.0L直3ターボエンジンで最高出力116ps(85kW)。トランスミッションは7速DCTと変更ありませんが、エンジンの燃焼方式がミラーサイクル化され実用領域の熱効率が向上しています。機構的なことはさておき、日本の道路事情でわかりやすくいうと、0~80km/hあたりの速度領域の効率が向上したという理解でいいかと思います。
試乗車は全部乗せの最上級グレード「Rライン」(389万5000円)に、カーナビゲーションを含む最新インフォテインメントシステムを搭載した「Dicover Proパッケージ」(16万5000円)、デジタルメータークラスターや死角にある車両を感知するレーンチェンジアシストシステム、駐車支援システムパークアシストなどの安全装備を含む「セーフティパッケージ」(8万8000円)、サブウーファーを含む総出力300Wの8チャンネル・6スピーカー採用の「beatsサウンドシステムパッケージ」(6万6000円)などオプションを追加装備。
また、有償カラーの新色「キングスレッド」(4万4000円)をチョイスしたイケオジに相応しいゴージャスな内容です。フロアマット(3万8500円)を含む乗り出し価格はザックリ450万円ほどでしょうか。ちなみにドライブモードをカスタマイズできる「ドライビングプロファイル機能」が標準なのは「Rライン」の特権です。
では、最新Tクロスで走りながら「運転ベタがフォルクスワーゲンを選ぶべき理由」について3点ほど触れていきましょう。
理由その1:ハンドルを回した分だけクルマの方向が変わるから。過度に反応することなく、ハンドルをまわす量と車両の方向・角度が比例している、といい変えた方がわかりやすいかもしれません。ハンドルをゆっくりまわせばクルマもゆっくり、俊敏に動かせばクルマも呼答して即座に反応し動きます。ベテランほどこの意味がご理解いただけるかと思います。