HPアクセス120倍!青学大の箱根Vで注目の人口1933人「水上村」 役場も驚き お勧めスポットは…
学生ランナーの激走で、人口2000人に満たない小さな村への注目度が急上昇中だ。 2、3日に行われた第101回箱根駅伝。2年連続総合優勝を果たした青学大のユニホームには、「水上村」のロゴがあった。 【写真】24年3月、水上村でトレーニングする青学大の選手たち 熊本県南部にある水上(みずかみ)村は、村の公式サイトによると昨年12月末で人口1933人。同村では標高約1000メートルの準高地にクロスカントリーコース「水上スカイヴィレッジ」を17年にオープン。24年3月に青学大が初めて合宿を行ったことから、同年7月にロゴ契約を結んでいた。 ネットでも注目を集めた「水上村」。村の地方創生推進課の担当者によると、普段は村の公式サイトへのアクセス数は1カ月で1500程度だが、往路の1月2日だけで6000に上ったという。これまでは一日平均50アクセスだったものが、一気に120倍となった。 担当者は「ビックリですね。サイトをオープンしてから初めて。反響はかなりいただいております。(中嶽弘継)村長も『相当、PRできた』と喜んでおります」と驚きの声を上げ、「箱根駅伝だけでなく、年間を通して観光や合宿の誘致、ふるさと納税につなげていきたい」と話した。 この担当者のおすすめの観光スポットは市房ダムの周辺に咲き誇る「一万本桜」。毎年3月に満開となる。ダム1周13キロのコースは青学大の選手が練習に使用しており、今年3月にも再び合宿の予定があるという。 箱根駅伝では21年大会から各大学のユニホームに製造メーカに加え、他のスポンサーのロゴをつけられるようになり、青学大はこれまで合宿で縁があった新潟県の「妙高市」の名前とともに箱根路を駆けていた。 24年度から製造メーカーの他に2つのスポンサーロゴの掲出が可能となり、「妙高市」の下に「水上村」のロゴが入っていた。水上村との契約は昨年7月からの1年だが、村では今後も契約継続する意向を持っている。