縁起のよい観葉植物として有名な「ユッカ」。引っ越し祝いやプレゼントにぴったりな理由は…
シャープな葉が特徴の「ユッカ」は育てやすく初心者にもおすすめの観葉植物です。縁起のよい植物としても有名で、引っ越し祝いにユッカを送る人も多いのだそう。 そこで、ユッカの特徴や気になる花言葉、育て方などについて解説。インテリアのアクセントにもぴったりなユッカをお迎えしてみませんか? 【写真でチェック】引っ越し祝いにも最適!観葉植物「ユッカ」の特徴は?
観葉植物「ユッカ」ってどんな植物?
・日光に強く、初心者でも育てやすい ユッカはリュウゼツラン科の植物で、中央アメリカやメキシコが原産です。 自生しているものは5~6mもの大木になり、日本でも地植えすれば環境によっては4mほどにも生長します。また、寒暖差が激しい乾燥地帯に分布していることから、耐寒性・耐暑性があり丈夫な植物として知られています。 乾燥にも強く、水やりの頻度も高くないので、植物を育てるのに慣れていない人にもおすすめです。 品種によっては寒さに弱いものもあるので、屋外で育てる場合は注意が必要です。 ・とがった葉としっかりした幹 硬く尖った葉が、上に向いてまっすぐ生えているのが特徴。そのスタイリッシュな見た目とお手入れのしやすさで観葉植物のなかでも人気の品種です。 また、約50種類もの品種があり、その特徴もさまざま。 葉っぱの形状や模様、大きさなど、インテリアに合わせて好きな品種を選んでみてください。 ・ユッカの花言葉は? 鋭い葉の形状や太い枝、上に向いてぐんぐんと伸びていくことから、「勇壮」「偉大」「颯爽」という花言葉が付けられています。ポジティブなイメージがあり、縁起がよいとされています。 風水的観点や花言葉もポジティブなことからギフトとしても人気で、引っ越し祝いはもちろん、開業祝いや開店祝い、就職祝いなど、新しいことを始める人や仕事に関係するお祝い事に贈られることが多い観葉植物です。
ユッカの育て方
・【日当たり】光のある場所に。真夏の直射日光には注意! 乾燥地帯が原産のユッカは、日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。 室内で育てる場合は、窓の近くに置くのがよいでしょう。しかし真夏の直射日光には注意が必要。 長時間日光に当たり続けることで葉焼けしたり枯れてしまうこともあるので、位置を変えたりカーテンをうまく利用するなど、柔らかい光になるよう工夫してみてください。 ・【水やり】夏と冬で頻度を変えて 春から秋にかけてのあたたかい時期は、土の表面が乾いたタイミングで、鉢底から水が流れ出るくらいの量を与えてください。 冬が近づくと、ユッカの活動も落ち着いていきます。吸収力も下がるため、水やりは控えめに。土が乾いてから3~5日ほどしてから水を与えてみてください。 冬本番には生長も止まるので、週に1度ほどで様子をみながら水やりをしましょう。 ・【気温】暑さに強く、寒さに弱い ユッカは暑さにも寒さにも耐性がある頑丈な植物ですが、寒さにはやや弱いです。 屋外の鉢で育てている場合は、冬になったら室内に移動してください。 また、室内でも日当たりのよいあたたかい場所に置くのがよいでしょう。 ・【剪定】適度なお手入れで、見た目と健康を整えて 枯れたまま放置してしまうと、病気や害虫の原因になってしまうことも。枯れた葉を見つけたら取り除いてください。 また、適度な背丈を保ちたい場合や形を整えたいときは幹や枝の剪定を。大きな切り口ができた時は癒合剤を塗って、病虫害や水分の蒸発を防ぐと安心です。 枝や幹といったダメージを受けやすい部分の剪定は、ユッカが生長する梅雨ごろから初夏にかけての時期に行うようにしましょう。 【植え替え】2年に1度、あたたかい季節に 植え替えすることで「根腐れ」や「根詰まり」を改善し、新しい土で養分の補給をすることができます。 生長の早いユッカは、2年に1度のペースで植え替えを。環境によっては、1年程度でも植え替えが必要になることも。鉢底から根が出てきている場合は根詰まりを起こしている状態なので、早めに対応しましょう。 植え替えのベストな時期は、生育期での5~9月ごろ。 あらかじめ余分な葉や枝などを剪定し、ひとまわり大きな鉢に石を敷いて、植え替えてみましょう。