寒気南下 北日本は7日(木)にかけて平地でも積雪 落雷・突風に注意を
あす(木)にかけて、平地でも雪が降るくらいの寒気が東北北部まで南下する見込み。北海道の日本海側を中心に、積雪による路面状態の悪化に注意が必要となる。日本海側は大気の状態が不安定となるため、落雷や突風、降ひょうにも注意が必要だ。太平洋側もあす(木)にかけて、北風が冷たくなる地域がある見込み。
北日本 平地でも雪に
けさは北海道の半数近くの地点で0℃を下回るなど、今季一番の冷え込みとなった所があった。最高気温は全国的にきのう(火)より低く、札幌は7℃、東京は17℃、晴れる大阪も20℃くらいの見込み。夕方以降は、上空に一段と強い寒気が流れ込むため、日本海側で冷たい雨や雪の範囲が広がり、雷が鳴る所もありそうだ。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要となる。
気温が下がる今夜からあす(木)朝は、北海道や東北北部の平地で雪の積もる所がある見込み。路面状態の悪化だけでなく、雪を伴う強風による見通しの悪化にも注意が必要だ。北陸や山陰の冷たい雨は、あす(木)の早い時間に止むが、昼間も気温が上がりにくい状態が続きそうだ。東京など関東はすっきり晴れるものの、日陰では北風が冷たい見込み。
8日(金)は北陸など日本海側を含めて晴れるが、朝は内陸を中心に冷え込みが強まりそうだ。東京都心でも、最低気温が8℃まで下がる見通し。ただ、昼間は北風が弱まって、穏やかさを取り戻す地域が多い見込み。今週前半に比べると、だいぶ晩秋の雰囲気が色濃くなりそうだ。
太平洋側は雲多い
9日(土)は北日本や日本海側で晴れるが、関東から西は雲が広がりやすい見通し。10日(日)にかけては、南岸ほど雨が降りやすくなりそうだ。西日本や東海は20℃を超える所もあるが、関東は昼間でも厚着が必要なほどひんやりとする見込み。 (気象予報士・高橋和也)