「ペドロ・ポロを引き留めるために必死に戦っている」 ウォーカーの後任を探すシティ。右SBの獲得は再びトッテナムから?
2019年から2022年までシティに所属していたポロ
2017年にトッテナムからマンチェスター・シティに加わり、その後は欠かせない戦力としてチームに貢献しているカイル・ウォーカーだが、今季はリコ・ルイスの台頭、自身の負傷でプレイタイムを減らしている。 そんなウォーカーとシティの契約は2026年までとなっており、延長の話は聞こえてこない。34歳の年齢を考えれば、満了でクラブを離れる可能性もある。 現状シティの右SBはウォーカーとルイスの2人だ。マヌエル・アカンジとジョン・ストーンズの2人もこのポジションでプレイできるが、本職はCBとなっている。 ウォーカーはスピードを生かしたSBであるのに対し、ルイスは頭脳を生かしたSBだ。後者はボール保持時にサイドだけでなく中央にポジションを取ってビルドアップを活性化させ、より押し込んだ展開となればよりゴールに近づいて攻撃に厚みを持たせる。しかし、169cmと小柄であり、スピードも並。守備では弱点が目立つ。 そこでウォーカーの出番なのだが、今季は前述のように出番を減らしており、起用されたとしてもミスが目立つ。自慢のスピードもフラムのアダマ・トラオレに敗れており、後任が必要となる。 『SPORT BIBLE』によると、シティはトッテナムのペドロ・ポロをウォーカーの長期的な後釜として考えているという。 「トッテナムは、彼(ポロ)を引き留めるために必死に戦っている。彼らがチャンピオンズリーグの出場権を獲得したいのであれば、彼のような選手が必要であり、ライバルチームに売却する必要はない」 同メディアでは元トッテナムのポール・ロビンソン氏が、ポロの引き抜きはシティにとって難しいミッションになるだろうと指摘している。トッテナムはウォーカーを売却してシティの強化を助けてしまった過去があり、同じミスをトッテナムの名物会長ダニエル・レヴィが繰り返すとは思えないということなのだろう。
構成/ザ・ワールド編集部