【防災の日】巨大地震が起きたときに「必ず守るべき体の一部」とは 忘れがちな安全確保の基本をおさらい
もしも就寝中に地震が来たら……
東京消防庁防災部によると、揺れを感じたり、緊急地震速報を受けたりした時に最優先するのは「身の安全」であり、物が「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」空間に身を寄せるようにとある。ところで、深夜や明け方など就寝中の場合はどうするのか。 「かけ布団の中に潜り込んで体を小さくして身を守り、揺れがおさまるのを待つ。寝具がベッドの場合、下部に空間があればそこに潜り込むのがいいでしょう。慌てて飛び起きて家の中をウロウロするのが一番、危険です」(消防庁関係者) もっとも、災害で一番怖いのは、全てがケースバイケースであり「絶対」がないこと。どのような二次災害が起こるかは、実際に地震が起きてみないと分からない。だが、備えと心構えがあるとないでは、いざという時に大きな差が出る。まずは自分の身体を守る――ついつい忘れがちな地震対策の基本を改めて考えたい。 デイリー新潮編集部
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