イスラエル、ガザ支援めぐる欧州の批判に「失望」
【AFP=時事】イスラエルは3日、欧州3か国がパレスチナ自治区ガザ地区への援助を認める緊急措置を取るよう要求したことに失望をあらわにした。 【写真】ICCの赤根所長「干渉に屈しない」 イスラエル首相らの逮捕状めぐる「脅迫」でも 英国のデービッド・ラミー外相は2日、同国とフランス、ドイツがイスラエル政府に対し、「ガザの容認できない人道状況に対して行動を促す」書簡を送ったと明らかにした。 ラミー外相は「イスラエルは今すぐ国連の冬期計画を実行するべきだ。寒さと洪水から身を守るための装備を送り、燃料へのアクセスを提供し、重要なインフラを修理し、援助を届けるべきだ」とX(旧ツイッター)に投稿した。 イスラエル外務省はこれに反論し、ガザに入る支援物資の量にいかなる制限も課していないと否定した。 外務省のオレン・マーモスタイン報道官は声明で、「E3(英国、フランス、ドイツ)の外相が書簡で(2023年)10月7日の虐殺とそれ以降のイスラエル民間人に対する日々の攻撃に言及しなかったのは残念だ」と述べた。 その上で、「イスラエルはガザ地区への人道援助の搬入を容易にしている」として、国際機関が支援物資を配布できなかったのは、イスラム組織ハマスによる「略奪」のせいだと主張した。【翻訳編集】 AFPBB News