“赤パン”死守へ 崖っぷちの昨年グランプリ覇者・松浦悠士はラストチャンスに懸ける「自分を信じて」/競輪祭
小倉競輪のナイター「朝日新聞社杯競輪祭・第2回競輪祭女子王座戦(G1)」は、19日、初日を迎える。9レースの一次予選を走る松浦悠士(33歳・広島=98期)に話を聞いた。 昨年のグランプリ覇者である松浦。今年は苦しい戦いが続き、年末の大一番を迎えるにはこの競輪祭で「獲るしかない」状況になっている。 「全然走れていないし納得のいかない一年でした。四日市は感覚自体は良かったけど、(展開が)ちょっと後ろ過ぎた。任せていたので仕方ない部分もあるし、自分ももう少しコース取りとかできたことはある。自分では上がってきているなと思うけど、そう言いながらも今年は結果が出ていない。走ってみないと分からないです」 追い込まれている現状なのは間違いないが、それでもラストチャンスがある。 「獲るしかないのでメンタル的には楽。決勝戦がスタートラインだし、自分を信じて一走一走頑張っていきたい」 何度もタイトルを獲得しているように、ここ一番の勝負強さは本物。中四国勢は頼もしい味方もたくさんいるし、最後の最後で大捲りのGP出場に期待したい。(アオケイ・石濱記者)