春日部共栄’19センバツ 選手紹介/6止 森田翔選手/舘重憲選手/高柳光平選手 /埼玉
<第91回選抜高校野球> ◇敗戦の悔しさを胸に 森田翔(かける)選手(1年) 中学硬式野球「武蔵狭山ボーイズ」で1番・遊撃手として経験を積んできた。ボーイズの先輩に当たる柳川淳打撃コーチ(27)の後を追うように春日部共栄に進み、控えの遊撃手として練習に励む。 尊敬する先輩にレギュラーの丸田輝遊撃手(2年)を挙げる。「守備位置の取り方や打球への入り方などを見ていて、とてもためになる」。次期レギュラーを目指す立場として学ぶ部分が多い。 昨秋の関東大会決勝で桐蔭学園(神奈川)に敗れたことに衝撃を受けた。「新チームの公式戦で初めての負け。勝つことが当たり前で負ける雰囲気もなかった。自分もグラウンドに立ちたかった」。悔しさを胸に、大舞台での雪辱を期す。 ◇ 身長173センチ、体重70キロ。右投げ右打ち。清瀬中(東京)出身。 ◇パワーつけ打撃強化 舘重憲選手(2年) 兄の背中を追って、小学生の時に野球を始めた。中学硬式野球「流山クラブボーイズ」(千葉)で捕手として活躍。文武両道の春日部共栄に憧れて進学し、現在は内野手として日々、練習に励む。 昨秋の新チーム発足後は、ベンチ入りメンバーに選ばれなかった。秋季大会前に「どうすればメンバー入りできるか」と熟考し、ウエートトレーニングでパワーをつけて打撃を強化。念願のメンバー入りを果たした。 ジョークで場を盛り上げるチームの人気者で、ムードメーカー的な存在。大舞台でチームが苦しい時には、持ち前のユーモアで春日部共栄らしい明るい野球を呼び込む。 ◇ 身長173センチ、体重75キロ。右投げ左打ち。柏第三中(千葉)出身。 ◇肩の強さに自信持つ 高柳光平選手(2年) 「球を打って投げるのが好き」という素朴な理由から小3の時に野球を始めた。中学で部活動を引退した際、春日部共栄の練習を見学した。「甲子園に近く、大学にも進学できる学校に行きたい」と考え、進学した。 ベンチから見守った昨秋の関東大会の横浜(神奈川)戦が今も心に残る。相手投手の球の速さや個々の技術の高さを目の当たりにし、「自分の実力はまだまだだ」と痛感した。 高1の冬から中堅手にコンバートされ、肩の強さに自信を持つ。「自分が出るとすれば、最後の最後の場面になると思う。雰囲気を変えるプレーを全力でしたい」と甲子園での活躍を誓った。 ◇ 身長176センチ、体重76キロ。右投げ右打ち。足立区立第九中(東京)出身。=おわり