【節約が台無し?】平日は自炊しますが、土日はついついフードデリバリーを使ってしまいます。土日も自炊した場合、どれだけ節約になりますか?
疲れていると、つい頼ってしまいがちなのが、フードデリバリーですね。外に出掛けずに自宅でおいしいものを食べられるのがメリットですが、配達料やサービス料もかかるため、毎週のように頼んでいると食費がかさんでしまいます。この記事では、「一人暮らしの人が土日も自炊した場合にどれだけの節約になるのか」について試算します。
一人暮らしの食費の平均は約3万9000円
総務省が実施した「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、2022年の単身世帯の食費の平均は3万9069円でした。ひと月を30日とすると、1日分の食費は約1300円です。1食分は約430円となり、つまりこれが一人暮らしの平均的な一回分の食費といえます。 ただし、一般的に朝食は昼食や夕食と比べて軽いことが多いため、本記事では自炊にかかる費用を「朝食:300円」「昼食・夕食:500円」として考えます。
土日の昼夜も自炊した場合には1万円以上節約可能
土日も自炊した場合にどれだけの節約になるかは、1日のうち何食分を自炊するか、またフードデリバリーに使っていた金額によっても変わってきます。今回は、昼食と夕食を自炊にする前提で、フードデリバリーで平均1000円の料理を頼んでいたケースと1500円の料理を頼んでいたケース、2パターンでの節約額を試算します。 ・平均1000円の料理を頼んでいたケース フードデリバリーでは、料理の代金に加えて10%程度のサービス料と配達手数料がかかるのが一般的です。配達手数料を200円として1000円の料理を頼んだ場合には、1000円+100円+200円=1300円が請求されます。1日2食となると2600円、土日分では5200円、週末が4回あったとすると、ひと月では2万800円になります。 これに対して、土日の昼夜も自炊で済ませた場合の食費は1日1000円です。土日分で2000円、ひと月分でも8000円で済みます。フードデリバリーと比較すると、1万2800円分の節約が期待できます。 ・平均1500円の料理を頼んでいたケース 配達手数料は同じで平均1500円の料理を頼んだケースでは、1回の請求額は1850円となり、1日2食では3700円、土日分では7400円、ひと月分では2万9600円です。こちらの場合、自炊にすることで2万1600円分を節約できる計算になります。