「我々オリンピック代表の宿命」大岩ジャパンは永遠の課題にどう立ち向かう? 変わってくる“ベスト”の意味合い
立ちはだかる「IW外で活動するゆえの大きな壁」
U-23日本代表を率いる大岩剛監督が7月3日、パリ五輪に臨む18人、およびバックアップ4人の発表会見に出席。メンバー選考の難しさを語った。 【PHOTO】悲願のメダル獲得へ!パリ五輪に挑むU-23日本代表18名とバックアップメンバー4人を一挙紹介! オリンピックはワールドカップと違い、クラブの活動が休止となるインターナショナルウィーク(IW)の期間外に開催されるため、招集が非常に困難だ。事実、会見に同席した山本昌邦ナショナルチームダイレクターは、移籍や監督交代もあり、「交渉は困難を極めた」と明かした。 大岩監督もこの点に関して認めており、「皆さんご存知の通り、色々な制限がある」と説明。そのうえで、永遠の課題への向き合い方をこう伝えた。 「(制限は)我々U-23、オリンピック代表の宿命。これは直近のアジアカップの前もそう。IW外で活動するゆえの大きな壁は、我々の2年半の活動でずっとあった。のべ87人の選手を招集してきて、その代表として今回の18人+4人のメンバーが選ばれたわけなので、しっかりとした責任を持ってパリ五輪を戦っていきたい。難しさは当然あるが、それをしっかりと力に変えて、我々は前に進んでいく」 オーバーエイジは、2008年の北京五輪以来のゼロ。指揮官は「オーバーエイジも含めて、今現在招集可能で、ベストと思われる選手たちを招集した」と強調した。あらゆる条件をひっくるめて“ベスト”な18人(+4人)は、パリ五輪でベストな成績を残せるか。 狙うはもちろん、いまだかつて一度も手が届いていない金メダルだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部