【極真会館】波紋が広がる少年空手大会での危険行為や対処について松井館長が見解「あってはならないこと」「あの事例をどのように受け取って今後に活かすかが問われる」
2024年11月30日(土)12月1日(日)東京体育館で開催される国際空手道連盟 極真会館主催『第56回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の記者会見が、13日(水)都内にて行われた。 【写真】一般部の全日本選手権大会が有名な極真会館だが、少年・少女の大会にも力を入れている 会見での質疑応答では、NHK WEBや地上波のニュースでも取り上げられ波紋を広げている、今月宮崎市で開催された少年空手大会(極真会館とは無関係)での危険行為(審判の「待て」の声がかかったあとに対戦相手が後ろを向いていた選手の後頭部を蹴り、怪我をさせた。また、審判団が救護することなく協議をしていたなど)についての質問が行われた。 松井章奎館長は「直接打撃制(フルコンタクト空手)の競技大会を開催する空手団体に関して言うと、その団体や道場云々ではなくて、斯界における大きな一種の問題提起ですね。由々しき事態だとは思います。 映像しか見ていませんが、少年の大会にも関わらず防具を着用していなかったり、『やめ』がかかった後にコーチが『行け』という指示を与えていたり、そこに審判が止めに入れなかったり、倒れた選手を放置して審判が協議に入ってしまったり、問題点はたくさんあるんですね。 今回は我々の団体で起きた事故ではありませんけれども、あれを事故と言っていいのか、ある意味人為的な事件と言うか、これは誤解されても困りますが、第三者だからそれを非難するわけではなく、我々の問題として受け入れて、我々があの事例をどのように受け取って今後に活かすかが問われる大きな問題提起・事例だと思います」と、少年大会も主催している極真会館としても見過ごすことは出来ない事例だったとした。 そして「もうすでにそういった意味では問題意識をもってそこに対して今後の方針、それから施策として話し合いが行われています。あってはならないことですね」と、他人事とは捉えずに同じようなことが起こらないように団体の中で話し合いが行われていると語った。
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