MetaのAIモデル「Llama」がアップグレード。セレブの声搭載、画像認識などワクワクがいっぱい
3. Llama 3.2の4つのモデル
Llama 3.2には、それぞれ異なるニーズや使用例に合わせた4つのサイズのモデルがあります。 複雑なタスクを処理 まず紹介するのは、11Bと90Bのモデルです(「B」は10億のパラメーターを表します)。これらは、マルチモーダルで大規模なLlama 3.2で、より高い計算能力を必要とする複雑なタスクのために設計されています。 たとえば、ある建設プロジェクトを監督するとして、スケジュールに基づいて、リソースを最適に配分する方法を知りたいとします。 Llama 3.2は、スケジュール、リソース、タスクの依存関係などを分析し、もっとも効率的な作業計画を提案することが可能。 あるいは、顧客からのフィードバックから構成される、総合的なデータベースがあるとします。 そのフィードバックのコメントを手動で分類するのではなく、AIモデルに長年の顧客満足度のパターンを特定するように依頼すれば、データを処理してすぐにレポートを提出してくれるのです。 5/ Llama 3.2 Releases:5 Multimodal Vision models (11B and 90B)5 Text Models (1B and 3B)pic.twitter.com/7M3axDocc2 — Arpit Adlakha (@arpit20adlakha) September 27, 2024 日々のタスクを管理できる軽量モデル 一方、軽量のモデルには1Bと3Bがあります。これらは、スピードやプライバシーを優先する軽めのタスクに最適です。 スマホで、日々の個人的なタスクの生産性を上げるのに使いたいと思うかもしれません。たとえば、ToDoリストのアプリに自動的にタスクを分類し、緊急度の高いものを強調し、その締切のリマインダーをセットしてもらうこともできます。 これらの機能すべてが自分のデバイス上で行なわれるので、メールやカレンダーの予定などの個人情報がスマホから出ていかないというのが一番いいところです。 Metaの新しいLlama 3.2モデルは、「Llama」(Metaの公式サイト)や「Hugging Face」などのプラットフォームからダウンロードでき、今まで以上に入手しやすくなっています。 ただし、このリリースが優位になっているのは、Metaのエコシステムの統合によるもの。 Facebook、Instagram、WhatsApp、Messengerなどを日々使用する何十億の人々によってLlamaはアップグレードされ、より洗練された魅力的なMeta AIを、さらに多くのユーザーが体験することになるということです。 Source: X(1, 2, 3) Llama, Hugging Face Original Article: Meta's Llama AI Just Received a Big Upgrade: These Are Its Best New Features by MakeUseOf
的野裕子