53歳で中古マンションを購入してひとり暮らし。30年ものの家具を白く塗り、憧れの部屋に
48歳で離婚を経験し、おひとりさまに。昨年、53歳で中古マンションを購入し、愛知県でひとり暮らしをしているみるくさん。インスタグラムではものを多くもたない、買わない暮らしを発信しています。手もちの家具にちょっとした工夫を加え、ずっと憧れていた白基調の部屋に。お金をかけずに理想の部屋をつくりあげた方法を、みるくさんから伺いました。
昔の家具でも、白く塗り直せば新しい印象に
「離婚をして初めて住んだ家は、暗くて古い団地のようなマンションでした」とみるくさんは言います。ずっと白家具の似合うお部屋に憧れていたので、インテリアを白く変身させたのだそうです。 「30年前に購入したキャビネットや鏡を、ペンキで白く塗り直しました。キャビネットを塗るときはガラス部分にペンキがはみ出ないよう、マスキングテープを貼りました」 このときに、比較的新しく購入したテレビ台や70円で買った植木鉢も、一緒に白く塗りました。部屋が明るくおしゃれな印象になっています。
黒い部分が目立つレンジも、白いレースをかければ雰囲気を統一できる
白を基調としたお部屋の雰囲気に合わせて、電子レンジのドア部分にも、白いレースをかけています。 「白っぽいお部屋にしたいので、電子レンジの中が黒く見えるのがちょっと嫌でした。あるとき、使う用途がなかった白いレースのハンカチをドアにかけたら、部屋の雰囲気に合うことに気づきました。それ以来ずっとかけていますね」
白い棚にはものを置かず、雰囲気を守る
備えつけの白い大きな棚は、この部屋を象徴するもののひとつ。シンプルで品がある雰囲気を壊さないよう、あえてものを置かないようにしています。 「この部屋をネットで見つけたとき、なんてすてきなお部屋なんだろうと思いました。今もそのままの雰囲気を維持しながら暮らしています。とくに心がけているのは、ものを増やさないこと」とみるくさん。 「私はちょっと気を抜くとすぐにものをたくさん置いてしまう性格なので。大好きなこの部屋の雰囲気を守る意識をもつようになってからは、不要なものを買うことが減りました。結果的に掃除も楽にできますし、大好きな空間で豊かな暮らしができている気がします」 みるくさんの白を基調としたお部屋づくりのコツを、ぜひ取り入れてみてくださいね。
八木ななみ