阪神のボーアとサンズがNPB史上初の新外国人アベック満塁弾…外国人野手の”黒歴史”にピリオドを打てるのか?
2010年に当時の年間最多安打記録を更新したマートンの成功以来、ブルックス・コンラッド、マウロ・ゴメス、マット・ヘイグ、エリック・キャンベル、ジェイソン・ロジャース、ウィリン・ロサリオ、エフレン・ナバーロ、ジェフリー・マルテ、ヤンハービス・ソラーテら育成などを除き9人の新外国人野手を獲得してきたが、“大砲“と呼べたのは、2014年に26本、109打点で打点王を獲得したゴメスくらい。現在、故障で登録を抹消されているマルテの評価は、まだ途中だが、ここまで期待に応えた新外国人野手は一人もいなかった。 そう考えると、新外国人のアベック満塁弾は、NPBの歴史だけでなく、阪神の外国人野手の”黒歴史”にピリオドを打つ出来事であり、阪神フロントの努力が、やっと実りかけている象徴と言えるのかもしれない。 阪神は連勝で2位のヤクルトとはゲーム差なしの3位、貯金を「2」とした。首位の巨人とは4.5差である。 ボーアはチームの勢いをこんな言葉で表現していた。 「阪神の皆さんは、みんな素晴らしい能力を持っている。それが発揮できて良かった。たくさん点を取るといいムードになるよね」 2位浮上をかけたヤクルト第2戦の先発はガルシアだ。