「目を覚まして……」──ゼルダ姫が優しく起こしてくれる「Alarmo」使ってみた 任天堂の“高級目覚まし時計”の実力は?
アラーモとの初めての夜
アラーモには「おやすみサウンド」という機能がある。これは設定した時刻に入ると、眠気を誘う音楽が5分間流れるというもの。設定したアラーム音によって変化するようで、ブレワイを選んだ場合は「パチパチ」と、たき火をしている音が流れ、アラーモの画面ではブレワイの主人公・リンクがたき火している様子も写った。 部屋を暗くすると、アラーモのモニターも暗くなる。しかし、寝返りをうちアラーモの画面を見ると時刻が読める程度に明るくなる。どうやらここでも、うごきセンサーが働くようだ。記者は部屋を真っ暗にしないと寝れないため、ややうっとうしく感じたが、目をつぶり画面をなるべく見ないようにした。 そうこうしているうちに、気が付けば眠りに落ち、あっという間に朝がやってくる。
「目を覚まして……」 ゼルダ姫のささやきを無視し続けると……
「目を覚まして……目を覚まして……リンク……」──17日の朝はそんな声で目を覚ました。優しくささやくようなゼルダ姫の声であったが、無事に起きることができたようだ。意識が戻り、ベッドの上でもぞもぞと動いているうちに、アラーム音は勝手に止まってしまった。どうやら、これが任天堂の言うところの“触れずに使える”ということらしい。 しばらくベッドから離れずにいると、ちょっとした動きも感知し、画面上にいるリンクが「ハッ!」「へッ!」などと声を上げて、動く様子を確認できた。また、動かずしばらくじっとしていると「目を覚まして……」と、ゼルダ姫がまた優しく訴えかけてくる。 アラーム音が鳴ってから20分間、ベッドから離れずにいたところ、アラーム音が変化した。優しかったゼルダ姫は去り、敵キャラクター・ガーディアンの登場音が鳴り響いた。プレイヤーをロックオンし、レーザーで攻撃してくる(音を大音量で流す)ため、観念してベッドから離れると、リンクがガーディアンを討伐し、アラーム音を止めてくれた。 このように、アラーモでは20分間ベッドから離れないとアラーム音が激しい音に変化する仕様がある。また一度ベッドから離れた後も、1時間以内にまたベッドに戻ると、ゲージがたまり一定値を超えると、アラーム音が再度鳴る。つまり、アラーモの前で二度寝をするのは非常に困難ということである。 余談だが、ゼルダ姫の姿を動画に残そうとスマートフォンを構えたのだが、少しの動きでもアラーム音が止まってしまう仕様のため、これが結構難しい。寝ぼけた状態のまま、なんとか頑張って撮影したつもりだったが、とてもお見せできるような映像にはなっていなかった。そのため、昼頃に別撮りでアラーム音を撮影したので、どんな風にアラーム音が鳴るか気になる人はそちらを確認してほしい。