【検討】東京23区も「家庭ごみ有料化」か?最終処分場の埋め立て地50年後は不透明
東京都と23区が新たに検討している、「家庭ゴミの有料化」。現在無料の東京23区でのごみ出しにお金がかかる時代が来るかもしれないのです。 【写真13枚】東京23区も「家庭ごみ有料化」か?最終処分場の埋め立て地50年後は不透明 解説 写真で見る 都民の女性: 今まで発生していなかった費用が出てくるということに関しては、正直抵抗はあります。 都民の女性: ごみ減らしてるつもりなんですけど、それでもやっぱり出る物は出ますもんね。 東京湾にあるゴミの最終処分場。 東京23区の家庭などから出たごみが、埋め立て処分されていて、東京ドーム約110個分という広大な埋立地です。 しかし、今後50年以上埋め立てを続けられるかどうかは不透明だといいます。 東京都廃棄物埋立管理事務所 上田一彦所長: これがいっぱいになってしまいますと、23区の家庭から出るゴミを埋め立てる場所がなくなってしまいます。 船の通り道を確保するという意味合いから、これ以上拡張ができないということになっています。いつかは処分場がいっぱいになる、もうこれ以上埋立処分ができないという日が来ると思います。 最終処分場の限界が見える中、ゴミ削減に効果のある、有料化が検討されているのです。 都民の女性: 多少は仕方ないかなって思いますね、有料化することで。みんなが(ゴミの量を)意識するのにちょうどいいかなって気もする。 もし23区で有料化されたらゴミ袋1枚が、約80円くらいになるかも!? ゴミ出しの有料化で私たちの生活はどう変わるのでしょうか。
資源と分別でごみを減らす
めざまし8では、去年「THE SECOND」準優勝のお笑い芸人であり、現役のごみ収集作業員もしているマシンガンズの滝沢秀一さんをゲストに迎え解説していただきました。 マシンガンズ・滝沢秀一さん: オーラーイ!現役ごみ収集作業員のマシンガンズ滝沢です。お願いいたします。 酒主義久アナウンサー: 東京23区で一日にですね7000t のごみが出ているわけですが、1人当たりだと727g。この量を滝沢さんと見ていきたいと思います。どういうごみを皆さん出しているのか。ここに再現したんですが、広げるといろいろ出てきますよね。 まずは牛乳パックですね、さらにはティッシュペーパーの箱、で、トイレットペーパーの芯に生ごみ…。滝沢さん、これらのごみって減らしたくても減らないですよね? マシンガンズ・滝沢秀一さん: ちょっとごめんなさい、もったいないです。これごみとして出したら有料袋になったらお金かかってしまうので、ちゃんと資源と分別しないといけないわけなんですよね。牛乳パックなんてスーパーに持って行ったらトイレットペーパーとかに変わったりするんですよ。これ資源なんです。なのでごみじゃない。生ごみはよくあるんですけどビシャビシャのまま出される方がいるんですね。これ多摩市の情報では、もうこうやって片手でもですね、ぎゅーっと絞ったりすると、税金としては年間1億円節約になるらしいです。燃やすときに燃えにくいと燃料を足さないといけないんで、その代金で税金とられてしまうんです。なのでギュっとすることが大事です。 MC 谷原章介: 滝沢さん、僕もギュっとするんですけれども、そのあとで手が油でべちゃってするじゃないですか。あれ気持ち悪い人もいると思うんですよ。 マシンガンズ・滝沢秀一さん: 油もあるんですよね。たまに油とかもね、固めたりとかして燃えるごみに出したりするんですけど、これも容器に入れて、回収ボックスとかに入れたりするとバイオディーゼルとかに変わったりする…これも資源なんですよ。