【検討】東京23区も「家庭ごみ有料化」か?最終処分場の埋め立て地50年後は不透明
限界迫る最終処分場…「家庭ごみの有料化」検討
酒主義久アナウンサー: ごみを減らしたいけどなかなか減らせない…そうなると、限界が迫ってくるのが最終処分場。東京23区の最終処分場でも、50年後どうなるかっていうのは不透明なんですよね。 マシンガンズ・滝沢秀一さん: 東京湾って貿易港としても使っているのでこれ以上増やすと航路が確保できなくなってしまったりするんですよね。すぐ隣は千葉県だったりするのでね、なかなか海に作るのも、もう難しいと。23区内に作ろうとしても、どこに作るっていう問題になってきたりしますので。 酒主義久アナウンサー: 難しい問題が山積していますが、そのなかでやはり鍵になってくるのがごみを減らす。ごみを減らすために東京都と23区が検討しているのが「家庭ごみの有料化」なんです。 酒主義久アナウンサー: 武蔵村山市など23区以外の東京の市区町村は、ほぼごみ有料化されているんですよね。多摩地域では全30市町村でごみ有料化されています。専用のゴミ袋を買うことで有料化しているんですね。八王子市は40Lのごみ袋10枚で750円。立川市・日野市・武蔵村山市では800円、調布市では少し大きい45Lのごみ袋10枚で840円。 MC 谷原章介: だいたい1枚あたり80円前後するってことですね。 酒主義久アナウンサー: 多摩地域では、有料化した財源を活用して焼却した灰を全てセメントに再利用する施設を運営し2018年度以降は埋め立てゼロを続けています。 有料化している自治体では、どんな効果が出ているのか?ごみの量があきらかに減っているんです。 立川市 :390g → 322g 国立市 :396g → 358g 国分寺市:389g → 283g 酒主義久アナウンサー: さらに23区では新たな取り組みが始まっているんです。ごみの有料化以外にごみを減らす新たな取り組み、というのが2022年の4月、2年前から行われている「プラスチック新法」というものなんです。 酒主義久アナウンサー: 対象となるプラスチックの資源、今まではプラスチック製の容器であったり包装だけだったのですが、新法施行後はですね、プラスチックのみでできているすべてのもの、なので、プラスチック資源に再利用できるものの範囲が広がったというものなんですよね。 MC 谷原章介: プラごみに入れていいものの範囲が広がったということ? マシンガンズ・滝沢秀一さん: 例えば、プラスチックのバケツみたいなものが、今までは23区でいうと可燃ごみだったんですね。これがプラスチック資源の方にまわせるようになったわけですね。洗面器だとかプラスチックだけのものであれば。 MC 谷原章介: 今後、ごみを捨てる現実どうなっていくと思いますか。東京も含め、世界中、日本は。 マシンガンズ・滝沢秀一さん: やっぱり僕らが23区で働いてたりすると、なんでもかんでもいくらでも捨てられるみたいなのを目の当たりにしますので、そういうのはちょっと心を変えて、例えばこの有料化みたいなことで、きっかけに、ごみのことを考えるというのは大事かなと思います。 『めざまし8』2024年9月19日放送より)
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