【NFL】チームメイトたちの契約延長を受けて意欲を高めるジャガーズLBウォーカー
ジャクソンビル・ジャガーズのラインバッカー(LB)トラヴォン・ウォーカーはキャリア2年目に転機を迎え、2023年シーズンを素晴らしい形で終えた。かつてドラフト全体1位で指名されたパスラッシャーは、メンタル面の課題を克服する方法を学んだことで、これから全盛期を迎えられると信じている。
現地18日(火)、『NFL Network(NFLネットワーク)』の番組“The Insiders(ジ・インサイダース)”に出演したウォーカーは「あれは自分にとって、何も考えず、ただ自由にプレーするための時間だった。つまり、それが2年目にかけての大きなステップにつながったと感じているし、今は体よりも頭を使うゲームだと思っている」と語った。
現在23歳のウォーカーは昨シーズンに10回のサックを記録。そのうち5.5回は最後の6試合で決めている。ジャガーズのディフェンスは昨季に浮き沈みを繰り返し、ターンオーバーとビッグプレーに大きく依存する中で、全体的に一貫性を欠いていた。それでも、強力な若手選手たちによる基盤があることから、将来的に良いチームになる可能性はある。そして、ウォーカーはジャガーズが改善していく上で重要な役割を果たすはずだ。
ジャガーズに新加入したディフェンシブエンド(DE)アリク・アームステッドは最近、ウォーカーはやがて“リーグ最高のエッジ”になれると信じていると語った。しかし、現在のウォーカーは所属チームの中ですら最高の選手ではなく、昨季にサック17.5回を記録したLBジョシュ・アレンに次ぐ2番手に甘んじている。実際、非常に好調だったアレンは、新たに5年1億5,000万ドル(約237億0,240万円)の契約延長を実現させた。
ウォーカーはそれに気づいていないわけではない。若きパスラッシャーであるウォーカーは2024年シーズン終了後に契約延長が可能になる。今季により大きな一歩を踏み出せば、アレンのような契約を手に入れられるかもしれない。今オフシーズン、アレンやクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスの契約を延長するなど、若手のスター選手たちに気を配ってきたジャガーズは、2人と同じくチームで成長を遂げたウォーカーの契約も、最終的には延長する可能性がある。