ギャル芸人・エルフ荒川「空手が学校以外の自分の居場所になっていた」救われた幼少期
「今はなにに出会うか分からない最高の状態」
――荒川さんのように、ありのままの自分で自分がやりたいことを仕事にしたいと思っている人も多いですが、一方でやりたいことがないと悩む人もいます。そんな人にどんな声をかけたいですか。 エルフ荒川: 私は「やりたいことない方がいいやん」と思うんです。最近、いろいろなお仕事をいただくようになってきて、今まで自分が全然興味なかった分野と巡り合うことがあるんですけど、やってみると「こんな楽しいんだ」と思うことがあるんですよね。他の人から与えられる出会いってあるんだと思うようになったんです。だから、やりたいことがないのは、なにに出会うか分からない最高の状態なんだと思うんですよ。 たまたま出かけた先にヤバいくらいのイケメンいるかもしれないし、情熱を持って取り組んでいる人との出会いで自分が変わるかもしれない。やりたいことがあったり、表舞台で活躍したりしている人だけがカッコいいとは私は思わないので、「やりたいことなくても全然いいじゃん、楽しみしかないよ!」と伝えたいですね。 ----- エルフ荒川 1996年、大阪府生まれ。大阪NSC38期生、吉本興業所属。2021年「ぐるナイ おもしろ荘」(日本テレビ系)に出演。SNSでは「ギャルあるある」のショート動画がバズり、人気を集める。2022年4月、大阪から東京に拠点を移し、神保町よしもと漫才劇場に所属。同年12月、NTV「女芸人No.1決定戦 THE W」にて初のファイナリスト進出。 文:都田ミツコ (この動画記事は、TBSラジオ「荻上チキ・Session」とYahoo! JAPANが共同で制作しました)